DtB

DARKER THAN BLACK・11話。なんか曰くありげなものを求めてエンターザダンジョン、ヘイさんはさる研究施設に清掃員としてもぐずり込む。…ふむ、閉鎖空間(と言うには広すぎるが)においてあなたの知らない事件が起こって不思議だね、という語り起こしとしては充分かな。クリーンで無機質な情景と、精神に働きかけてくるような不条理現象がよくマッチしてる感じ。


冒頭に出てきて「ああ、今回はこのお嬢ちゃんが劇的に死ぬんかな」と思ったキャラがいきなり半退場して、代わりにインドテッキー娘が出てくる、てなダブルヒロイン(だか何だか)構成も面白かった。


今回の舞台たる研究施設はとってもフェチ心をくすぐられる巨大構造物ぶりでゾクゾクものでした。巨大コンクリ壁面に開いたアホほどデカい穴、いかにも間に合わせで作りつけられたような高架道路。大雑把な感じが実にエエねエエね。んで、お仲間清掃員たちのマルチカルチャーぶりがリアルだよなあ。…こういうトコへ働きに来るのは出稼ぎガイジンさん、ってワケだ。


屋上で望遠鏡覗いてるシーンは、バローレンズが云々とかそれっぽい台詞が雰囲気ではある。昔子供向け科学本読んでた頃、天体観測記事のキャプションによく出てきた単語ですよバローレンズ。…意味はよく判んないので検索してみた結果、やっぱりよく判りませんでしたけど。あと、いかに想像の星空だとは言え、望遠鏡覗いたら北斗七星が全部見えるってのはあまりにも倍率低過ぎないか? ってェかそれはホンマに望遠鏡か?