幻想のプロデュース

●一部で(ある意味)話題になってる秋元康アニメ「ICE」でございますが、最近はこの手の作品を賞玩できるほどの酔狂パワーが落ちてきてるので、ワシは多分見ないだろうなあ、と思う。


でね、ワタシは秋元さんの才能に過剰な期待を抱いてるんだよな。いやその、かの人が生み出してきた作品そのものは屁とも思わねえのだけれど。…ここ怒られたら「すいません、では屁と思います」と返すみたいな江戸小話。そんなのはどうでもいい。


じゃ何を期待してるかってェとその成功力。多分このICEも、商品が出来上がった段階で既に儲かってるんだろうなあ、と思うんですよ。売上に関係なく。イヤホンマは知らんよ。そういう幻想がある、ってェかそうであったらエエなあと思うってだけでごんす。


そういう勝手な幻想において、ワタシはこの人をロジャー・コーマンと同じカテゴリに入れてるんだよな。無論映画一本槍のコマさんとマルチにも程があるヤッさんとで全然違うのだけれど、その「失敗しなさ加減」がね。何となく。


重ねて言うけど作品自体には毛ほどの興味もない。…ここ怒られたら「では毛程度の興味が」、ええとそれはともかく。なので傍観してようと思ってたら近所のビデオ屋から更新通知が来て、何かソフト一本サーヴィスしますよと仰る。…借りろってことなの? 天はそう言いたいの? ええー? でも多分借りない。