或る一つの現象の終焉に立ち会うの巻

●近所のコンビニの店じまいの日であった。入ってみたら30パーオフセールであり、そこそこ売れちゃったようで棚もすっきりとしておられる。てことでワタシも普段ここでは買わないボトルガムを購入してみたりしたワケだ。…「ええと七掛けだからええと、アッチの店より安くなってんな」とか計算しながらな! 我ながらいじらしい。


会計してもらって商品を受け取る。バイトのお嬢さんが仰るに「ありがとうございました、またどうぞお越しください…あ!」と。うーんそらまあ、身についた口調はそうそう変えられんわな。なんかちょっと萌え気味。


●思えばここのコンビニでは色んな人を見かけたものだ。最寄店でありよく足を運んだからではあるけどね。異様に幸薄そうな水商売風オバハンとガラの悪いヒモ男の、履いてる靴を投げ陳列棚を押し倒しの大喧嘩とか、しきりと頷きながら漫画ゴラクを読みふけるおさげランドセルの小学低学年娘とか。


そういやおにぎりを一つ購入して、レジのお姉さんに「こちらでお召し上がりですか?」って言われたこともあったっけ。以前ハンバーガーやドーナツの販売業をされていた、その口癖が出てしまったのであろうなあ。「え…いや、持ち帰りで…」とはなはだヘボまった受け答えをしてしまった自分が悔やまれる。明るく「はい! ここで!」と答えるべきであったことだなあ。