ギガンティック/ウエルベール/銀魂

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ2話。えー、14歳で右腕復元でいやになったら帰れでやっぱし僕が乗りますでシンクロ率が高いので。前回あんまEVA的にならんとエエがと書いたが、どうも意図的になぞってるようだなあ。主人公が軽いのがシクミですかね。んで相手のパイロットはトウジさん…ってこれはまあ別か。


ちょっとヤーなのは上層部の偽善ぶりかね。カッコつけて「ずるいですな」「そうかも知れないわね」とか韜晦ゴッコしてるヒマがあったら、敵が襲い掛かってきてからパイロットを決めるとかいう異様な不手際を釈明して欲しいわ。これならゴリ悪のゲンドウの方が…ってまあ、比較しちゃダメだね。


敵さんの顔が見えたとたんにヒューマニストっぽい演出になるのもなんかね。「民家には気をつけろ」って、1話の段階では都市部でガンガン瓦礫を撒き散らしてたんと違うかったっけ。中国だけあって決まり手が矛盾がらみになるのはおもろかったけどね…って、負けた方が仲間になるキン肉システムなのか。ふーむ、もうちょっと様子見てみましょう。


ウエルベールの物語2話。珍道中開始であるが、初めの街で早速ゴタゴタに巻き込まれる御一統である。リタ姫様はかなり自主自立に芯が強く、ティナさんはそこそこ腕が立って頼りになると。事件やチンピラなどのギミックは古臭いが、うん、こういううじうじしないコンビは好みである。


2話にきてちょっと落ち着いたものの、奇を衒わない語り口は視聴者に優しい。んで第1話の刃傷沙汰の真相が語られるその理由は、「政略結婚相手の王子さんが変態だった」でありました。…あー、軽くてアクシデンタルでなんか妙にリアルやな。


しっかし、音が古い! ビックリしたりウィンクしたりの効果音があまりにも懐かしいぞ。おんまさんの蹄の音とかお椀でパカパカやってんのと違うか? ひょっとして妖精さんの飛行音も別に狙ってたワケじゃないのかも。いや、楽しいので別にエエですが。


銀魂52話。ご落胤騒動でてんやわんやその二である。攘夷志士の繋がりがどうの、お家を継がせるのがどうのという問題は、「親子孫の繋がりが一番!」の前にキレイサッパリと吹っ飛んじゃうのであった、という。


…まあ正直言うと、あの屋根の上での涙の裾ぬらしドラマはちとベタ過ぎて「オイオイ爺さんそれでええんかいな」と思ったが、立木さんの「やっぱ母親には敵わねえや」というこれ以上ないベタをかぶせることで強引に昇華されちゃった感じですかね。


矢田耕司の若づくり声は割と聞き所だったかも。しかし結局お子さんが銀さんに似ていた理由は皆無なのかな。いやー、案外あのジジイも銀さんの血縁だったとかね?