デスノート

DEATH NOTE・17話。Lはとうとう折れ、ある試練をクリアするならばという条件付きでライトとミサを開放する。パパさんの迫真の演技によって(一応は)社会復帰のお二人であるが、このシーンは作画の鋭さもマックスでかなり緊張感があった。ネタは事前にほぼ割れてるけど、それはまあ意図的なものでしょうしね。


「Lらしくない」というライトさんの台詞があって、それは「なあんだ」というドンデンでひっくり返されるんだけど、それにしてもその前段階から妙にLらしくはなかった印象。結局一ヶ月も無為に手をこまねいてただけじゃもんねえ。そこらへんはもう少しさっさと手を打って「頭のよさ」を演出しとくべきじゃなかろうか。


…などと思ってたが、後半のおかしな三人組シーンになってガッタリと色が変わったなオイ。絵的な重さも減って、明らかに別アークに入りましたよって感じですね。ずーっとぷるぷる耐え続けた末に、別アングルのトリプルアクションで怒り出す藤原啓治がバカで良かったな。


前述のパパ演技シーンもそうだけど、初っ端の謎キャラ名前書きシーンもかなり凝った立体の捉え方で面白い作画だった。こういう、技量に裏書きされた違和感の作り方はこの作品のカラーやね。