豆とナッツ

●近所のスーパーに納豆がサラリと無かった。うええなんでまた、と思ったらどこぞのテレビで取り上げられたので大人気らしい。ああ、朝飯の納豆はしばらくお休みか。まァったく面倒なことをしてくれたもんだよなー。


買えなかったからヒガんで言うが、「これさえ喰っときゃ大丈夫!」なんてな浅ーい考えで流行の食品を渡り歩くような野郎は早死にするぞ。ワタシは別に喰うもん喰って早死にしてもしょうがないが、ブームに乗っかって納豆買うようなお人は長生きしたいんでしょ? じゃあ、折角納豆喰い始めたんだからせめて続けなさいよ。一回二回喰って止めるような恥ずかしい真似はしなさんな。


●などと一通り文句を垂れつつ買い物する。と、おやこれはイングリッシュマフィンじゃないですか。昔朝飯によく喰ってたんだよな。久々に購入してみるか。


当時はどこから聞いたレシピだったか、焼いたマフィンを晒しタマネギとピーナツバターで喰う、というちょっと気色悪いような代物が好きだった。いや、これけっこう旨いのよ? ピーナツの脂っこさがタマネギのシャキシャキで相殺されてて。またカリカリに焼いたマフィンの食感も宜しくてさ。


てことでピーナツバターも購入し、さて翌日の朝飯である。晒したタマネギスライスは作り置き(タマネギ辛いの苦手)。マフィン焼いてよしよしそれでは、とピーナツバターの蓋を開けたらチョコレート色。…あれ? なんか想像したのと全然違うよ? パッケージよく見たら「ピーナツクリーム」とあり、主成分は上から水飴と砂糖、その次がピーナツバター。…うわー、安いの買って失敗した!


それでも喰ってみたらやっぱしダメだ。いや、これはこれで用途はあるんだろうけど、ほぼ水飴の甘味しかしないじゃないですかィさ。ワシが欲しかったのはベージュ色でボテボテしたあのペーストなのよ。カリカリの荒挽きチャンクがあれば最高だが、まあそこまでは言わない。しかし…あー、なんかもうガッカリだよ。ワシに。


こういう、よく見れば回避できたような買い物失敗ってのはヘコみますね。なんか「トシ取って対応能力が衰えた」って感じが如実でさ。うーむ…しかしこのクリームはどうしたものかなあ。