お笑いディストピアモノ

●基本的におっちょこちょいの上ウソつきである。よってワタシの言葉にはほとんど信頼性が無い。でもまあ、利点も無いではないのでしてね。致命的な失言や考え違いを口走っちゃっても、「まーたこの人は空気の読めないウソを」とか何とか、そういう風に誘導していきやすい。ああ良かった良かった。


無論、何時如何なる状況でも話をマジメに聞いてもらえない、という十字架をも背負わねばならぬ、それは諸刃の剣である。使用者に25%のダメージ。ま、それはそれでいいや。


…でもな、折にふれて「ここではどんなウソをつくのか?」などと暗に振ってくるのはもう勘弁してよう。そない連発できまへんです。もうムリっす。と、若い野郎どもとの会話で痛感しました。トシ行って脳のrpmが落ちてるんだよにゃー。忖度しろ考慮しろ酌量しろ。


●唐突に「芸人ムチャ振り殺人事件」というのを思いついた。どうみても自殺としか思えない異常な状況下での死体が見つかる。しかし彼には自殺する動機も理由も無い。解決の糸口は、彼が芸人である事であった…。えーとつまりね、そうやな、火山の火口に正対して「押すなよ! 絶対に押すなよ!」とか、オートマチックの銃で「よーしロシアンルーレットだ。じゃお前からね」とか…え? おもんない? それ以前にページ数が持たんですか?


じゃアレだ、社会派方面に持っていくとか。こういうムチャ振り状況下で死んじゃったとして、降った側に明確な悪意があったりして、そんな時に何かの罪にとられちゃったりするのかとか。芸人という存在の悲哀とか。あるいはこれで業界にギャグ自主規制が蔓延し、お笑い的全体国家ディストピアになるとか。やっぱあきまへんか。じゃいです。