酒攻撃

●もやしをちょっと湯がいて、ポン酢に漬けて一味振ったら妙に旨かった。それアテにちょっと酒が過ぎたみたい。料理用に1升500円の合成酒が冷蔵庫に入ってるんだよね。んで、本日宿酔い気味でした。…呑んでる時は呑み過ぎに気が付かないのがいかん。つーか、やっぱワシ酒弱いなあ。分解酵素が無いのだろうから仕方がない。


大体アレでしょ、西洋の人たちはほぼ100パー分解酵素持ちなんでしょ? それだけアルコール発酵が欠かせない生存環境だったからだろうけど、まーそらあの人らにとっては酒と水は同じようなもんなんでしょううなあ。


●ビールなんて水みたいなもんだ、とかワインは西洋の人にとって水代わりだ、とか水臭い酒やないや酒臭い水じゃ、とか色々あるが、水のような酒にかけてはウィスキーの右に出るものはそうそうあるまい。その名はゲール語の「水」という単語が変化したものなのだから。


今から千年足らず昔、アイルランド発祥の蒸留酒があった。商人たちはこれを称してアクアウィタエ、生命の水と称した。ゲール語ならウシュクビタエ。これこそ錬金術でいう霊薬エリクシール(elixir)なり、というわけだ。それが回りまわってウィスキーとなる。名前のうち「水」だけが残っちゃったのだな。


まあ、昨今では鋼や錬金術やからくりやサーカスで有名になっちゃいましたがね。アクア・ウィタエ。なに、よーするにあれらは酒だったのである。どっちもどっちも、酒を巡っての大悲劇。


…ってウオツカも語源は水なんだよな。そらアチラの人は酒に強いはずだ。