●Youtubeなどの共有サイトのおかげで、ワタシのような作画オタクのなりそこないみたいな人間でも、いっちょまえに作画的アレコレを楽しめるようになった。…作画オタクってのは元々小さな集団だ。映画ファンの中の俳優オタクの中の脇役フェチ、みたいなもんでして、アレが良かったコレが素晴らしいとか言われてもなかなか原典に当たれなかったのよね。そういう意味では有難いことでありますよ。
んで今更ながら「おや？」と思ったのは、コレって日本だけのことなの？ それとも米国などのオタさんの間でも「今の突出的作画野郎たちはこいつらだヨ」ってな話題されてんの？ ってことだ。ワタシは知識が無いので、たとえば米国のアニメータなんて言われると、ナインオールドメン、チャック・ジョーンズ、フライシャー兄弟、えーとあとはテックス・アヴェリーとか。…そんなのしか思いつかない。古ゥ。あ、ピーター・チョンが最新知識かな？
（余談だけど、この辺の人たちは大概、絵も描きつつ作品自体も仕切ってんのよね。アニメータってそういうモノだ、っていう認識があるんだろうな。WikipediaのJapanese animatorsってカテゴリを見ると、なんかワタシらが思う「アニメータ」とはかなりかけ離れた面子が並んでるのはそのせいだろう。出崎統とか矢立肇とか。…しかしちばてつやはどう考えても違うと思うぞ？）
というワケで、今現在の米国にも湯浅政明とか松本憲生とかうつのみや理とか、そんなよーな話題のアニメータは居るのか、またオタ界隈でやいのやいの言われてたりすんのか、それが気になるのであった。あるいは、他の国でもいいけど。韓国とかはそろそろ自国の作画オタが居てもいいんじゃね？
米国アニメは質の管理能力が高くて、今や誰の絵だ何だと言われるようなバラつきなんかねえですのよ、とか言われそうな気もするけどさ。でも、ワタシが知ってる今の米国アニメってのは極々一部、大作劇場アニメだけだからなあ。…ひょっとしてワタシの知らんとこで大人気のアニメータとか居るんじゃねーのかな？ 上記の伝説的アニメータをワタシ程度でも知ってるってことは、少なくとも昔は受け手側にもそういう下地があったわけだしねえ。
