ラグーン/ケロロ/侍

BLACK LAGOON・2話。サラリーマン、野生の血に目覚めるの巻。ハインド対フネという絶対的不利の戦いを、機転と無茶と幸運によって勝利へと導く。これすなわちご都合主義。良いねえ、手段じゃなくて目的としてのご都合主義ってのは。いけしゃあしゃあとヤられると気持ちがよろしい。


はっきし言ってあんな手段が通用するとも思えないし、またベストとも到底思えない。だがまあ、それは言わぬがフラワーというものである。


相変わらず罵倒語の空気感は微妙でして、ウィリアム・ホールデンだの何だの、そんな小粋な台詞を「台本に沿って喋ってる」って気配が見えてる段階でどうも気が殺がれるんですがね。…頑張ってるとは思うんだけどなあ、平田広明やら磯部勉やらがワキに居るとどうも、比較しちゃってね。


…細かいけど、貨物船を襲撃するのに停船させる必要は無いような気はする。第一あんな巨大質量のフネ、ひょっこり停まったり動いたりバックしたりできるか? とまあ、この辺は無くもがなのご都合主義。


ケロロ軍曹。一本目は幽霊少女と五月さんがごっちゃになる話。声優が同じ人(松浦チエ)だからでしょうけど、五月さんがどんな人だったか今ひとつ思い出せないので、微妙なニュアンスを見逃しちゃったかもしれない。本編の水泳話は、ライバルたるゴリライモ子さんも含めて、水泳の領域を超越気味なバトルになっておもろかったです。


一点。幽霊少女と五月が交差するシーンの絵、ひょっとして細田版「時かけ」の宣伝イラストのパロディだったりする? …気のせい?


後半はクルルのカレー話。えーと、この人のカレー好き設定は五連者パロディの時が初出だっけ? にしても、カレーで「不味い」ってのは大概やぞ軍曹。アレってどう作ってもそこそこの味になる料理ですよね。…いっぺんだけ、エライ代物喰った覚えはあるなあ。


SAMURAI7・12話。裏切りの農民は堤防の穴。かの者の処置を如何にせん。そこで意外にも強硬意見を採ったのはヘイハチであった。お気楽一辺倒な人物ではない、ってとこかな。


ここでキクチヨの演説となるワケだ。農民は卑怯者である。しかしそうさせたのは侍ではないか。卑怯でないと生きていけないのだ。それが農民、それが自分である。慟哭するキクチヨ。ここにおいてカンベエは彼を7人目であると宣言する。七人の侍誕生である。


…カツシロウとキララの方も進展中、少々危なっかしげというか怪しげというか。うーん、まあでも、この二人に関しては今んとこあまし感想は無いな。