桜蘭/カペタ/ハルヒ

桜蘭高校ホスト部11話。ああ、やっぱ環先輩による妄想ハルヒはランニングギャグなんですな。うーん、それはとてもいいことなのでぜひ続けてっていただきたい。


さて今回のお客様は、パツキンツインテールのロリ娘。メイドの教育の賜物で、逆ハーレムや酒池肉林などの重要タームを扱える逸材である。しかしてその正体はなんと、恐怖の陰気魔導師(実はパツキン)の妹さん。光と闇の相反する属性を持つ彼らを、なんとか和合させようと奮闘するホスト部面々であるが…。


今回は割とストレートなお話でしたね。流石は当作、安定感はバツグンって所ですか。声で言うとうえだゆうじの兄はともかく、間宮くるみのあの「媚びなしリアルロリ」な舌っ足らず声はちょいとハマり過ぎとも言える。が、問題はメイドさん役の川上とも子。こんな端役で消費しちゃってええんかいな? ロベリア尖兵の「おとこおんな役」とかありませんかね?


妹さんを助けるために飛び出したうえだゆうじへの評価が「そんな! フードもかぶらずに!」だったのが酷くて良かった。ガラス割ってビルから飛び降りたら普通に死ねますよ?


カペタ38話。フォーミュラステラレーシング学校、である。カペタは何とかそこまでこぎつけるのだが、他の生徒たちは順調に練習経験を積んでいる一方、カペタは已む無く一発勝負に賭ける。当然順調に済むとは思えないが…。


もうちょっと仕込み段階の話は続きそうですね。ここにきて色々とライバルキャラも出てきているな。ショートな女性レーサーさんのキャラが気になるな。…しかしレースシーン見学で「すげえ! マジかよ」とみんな驚いてんだけど、そこまでのスゴさが見られなかったのは少々残念。レースの迫力を伝えるのは難しいってのは良く判りますけどね。


涼宮ハルヒの憂鬱12話。ははあ、1話の続きか。てなワケで文化祭話。初っ端から前景後景動画BG、かなり情報量の多い話で「また色々と仕込みがあるんだろうなあ」と見ていた。(ちょっとうる星っぽいな、と思ってたら「喫茶第三帝国」とあったのでちと笑ったけど)


…ほしたらいきなりの音曲演奏シーン、ものすげえ作画密度にのけぞる。音楽関係には弱いので良く判らんが、一コマ作画のギターに異様にキビキビとしたドラム、そしてほぼ全編に亘って歌あわせで動く口。なんじゃこりゃ。素晴らしき小手先技術の集積! 作画スタッフのあの多さは伊達じゃないな。


話自体も、ラストのハルヒ暴走提案が素直にシメになるように作ってあってなかなか。…まその、「エエ人バージョン」のハルヒ様がちょいと出来過ぎで、あまりにも「物語的な仕掛け」っぽい作意が感じられたりはするんですがね。でも十二分にヒロインしてたし、良い良い。