アカギ/プレイボール/カペタ

●アカギ24話。鷲巣の人外っぷりはもう、麻雀勝負で一戦争おこしちまう勢いである。ドラ6→8→12へのキチガイじみた加速も素晴らしいし、アカギへの悪魔のそそのかしをするために複数のスタンドまで飛ばすバカ演出も冴え渡る。…あー、もう、さぞかしすげえ転落をしてくれそうだなあ。楽しみだ。


そして津嘉山正種先生は楽しそうだなオイ。ほとんど歌舞伎になってまっせ。どーこーだーァイーピン…殺すーゥ…! この役、多分彼の代表作の一つになるだろうなあ。


●プレイボール13話。佐野との戦いは「野球を楽しむ」ことを忘れなかった墨高の勝利として幕を閉じる。最後の最後、あの名曲「ありがとう」が入ってくるだけでホロリと来ますよ。…がしかし、やっぱ最終2話は蛇足っぽかったなあ。テーマはともかく、試合ディテイルの書き込みが全く足りない。やっぱ前々回の三年卒業試合を膨らませた方がスッキリ終われたような気がする。惜しいな。


総評。上記の如く今回はシリーズ構成に少々難があって、テンションの波が平板になっちゃったきらいがあるなあ。これは急遽追加制作が決まったから、という原因もありそうですがね。でもまあ、実に真っ当な青春スポーツモノを楽しめたってのは確か。倉橋というスパイスがとても良いアクセントになってたな。…さて、こういう作品が次に出てくるのはいつの事かねえ…。


カペタ26話。地味イサムと派手リョウは、それぞれの思いを抱えて鎬を削る。思われ人は当然ナオミである。「自分のために走る」とか言いつつ当然カペタも狙ってるし、モテモテで高嶺の花なライバル君であって、なんつーか王道ラブコメモノみたいである。


快調にトバす他のカートをよそに、カペタは満身創痍でテスト走行を終える。自らの身を削るが如き戦いを見て、ノブは「本戦まで持たないぞ」と指摘するが…どうやらやっぱし次回はエラ苦戦みたいで、ああもうカペタはどうなるの?


もなみさんはカート場では既に有名なアイドルらしい。そらまあ、あんな露出してぶらついてたらおっさん連中イチコロだわな。そしてこの線でリョウが絡んでくるのかしら。そのためにはまず雨だが…降るんだろうなあ、やっぱ。