●ノエイン23話。ゲスIT男の本拠地（本拠船）に乗り込むも返り討ちにあう現実組、遊撃艇やノエイン本人とあいまみえるシャングリラ組。双方ともに絶体絶命のまま、崩壊の瞬間は同時に訪れる。さて彼らの、世界の、いやさ全次元の運命やいかに！
ノエインの意図は全ての悲しみを無くすこと。「人が居るから悲しみがある」ってのは、観測問題や認識の存在を含めてかなり深読みも出来る言葉になってますね。がしかし、今のままだと思いのほか小さなクライマックスになる可能性もあるな、これ。
…というハナシをすっ飛ばして、今回は何と言ってもアトリ兄さんであるよ。クソ重い過去を背負い、かけがえの無い今を護るため、彼は再び黒装束に身を包んで虚空に消える。庇護者たちにぶっきらぼうな言葉と笑みを残して…。ああ、漢だ漢。ちょっと今までに無いキャラだなあ。最終話での活躍に期待。
作画監督に結城信輝。強い個性を持った人のはずなんだけど、今回は器用方面に振ったみたいですね…って、まあこのアニメはハナから絵の統一は目指してないような気もするが。そういやカラスのバトルで、今回またサーヴィス作画がありましたねえ。流石にあれだけだとちと浮いてたかな。
●ケロロ軍曹。前中後編のうち中編。ガルル小隊の圧倒的な力量の前に、ケロロ達はついに屈服する。そして定番の洗脳裏切りケロロの誕生。ドシリアスな展開の前に、藤原啓治ナレータの仕事はほとんど無くなってしまうのだった！
中盤のパワード夏美のバトルは気合入ってましたねえ。軽快な動きもさりながら、ギロロの（録音）ナビとの一心同体感が頼もしかったですな。初っ端に、ケロロやタママの声が入って思わず和みつつ悲しみを覚えるシーンがヨロシ。
さてこちらも、全世界の運命やいかに！ …ってとこで、予告でほとんど「大丈夫だよん」とバラしてんのは正しい態度だよな。主要試聴層たるお子様たちにとっても、ワシらにとってもね。
