IGPX/よみがえる空

●IGPX15話。チームサトミは踏んだり蹴ったり、試合中にOSが落ちるわ敵チームにはいいようにいたぶられるわ、で散々であるが。結局試合はぶっちぎしで勝ってるのは少々甘い脚本だな。け、試合は勝ちゃいーのよ勝ちゃーよー! 


しかしお犬様チームの方は「ちと遊びすぎましたな」でいいんだけど、OSダウンの方は雪だるまズのララァ娘によるハッキングかしら?


チームワークはバラバラ、次週以降はリズさんリーダーもありえますよ、とえらいこっちゃなタケシだが、昼行灯コーチは割と前向きにとらえているフシもある。ま、タケシさんは適当にヤられちゃって人間として成長してくれい。


にしても今回の秘密兵器である犬の散歩ガンといい、レギュレーションがどうこう言うのはヤボなんだとは思うが、だったらもうちっと米国エンタテイメント風な演出で戦って欲しいなあ。スピードレーサー的な何でもあり設定と、地味でリアル寄りのノリがどうも乖離してるんですよね。今さらですか?


よみがえる空5話。能登がんばる。窓ガラスに映った自分に気合を入れたシーン、窓の向こうにはへろへろの漫画家が居たに違いない、とよく判らない事を言っておく(幸村誠のマンガにそういうのがあったのよ)。


一方内田の方は、まだまだケツに卵の殻付けた状態である。崖横のホバリングではあと少しの寄せが出来ない。…たしかにアレは怖そうだなあ。それに対し「お前には大事なものが欠けている」とのたまう石塚軍曹。それは技量や経験では無い、と。…それが何かは劇中で直接答えられることは無かったが…。


大荷物背負って山中行軍、というオトメ試験みたいな研修の最中、思いがけず要救護者を発見する一同。そこで内田はプロの仕事を見る。それこそは自分に欠けているもの。要するに「他者の能力と技量を知り、それを信頼すること」でしょうな。人には限界があり、それを補うために寄り集まって活動してんだから。


うーん、毎度着実でエエんやけど…そうだな、この1.5倍くらいの尺で見たいなあ。30分アニメでは少々軽いような気がする。要素を詰め込まなきゃいけないから構成が単純化されてて、遭難者の発生とか「脚本上の都合」っぽく見えんこともない。無いものねだりですが。


キャンプでの酒呑み会話が下世話でよろしかった。一穴主義だの自転車以外に女に乗るだの、実にオッサン臭え! 彼女が10年前の和久井に似てるとか、会話のディテイルが生々しいなあ。