練馬大根/Blood+

練馬大根ブラザーズ3話。需要が無いなら需要を作ればいいじゃない、な悪徳医院をぶっ潰せ! ついでにカネ! の巻。いやもう、ホンマそれだけ。


やっぱどうも「ミュージカル」という形式がギャグに貢献してないなあ。毎度金に困る→悪者団体にエライ目にあう→懲らしめる、というかなり強い物語的縛りもあるのに、その上歌も歌わなきゃならない。


いや様々な束縛条件があるのに、あるいはだからこそ面白い作品もありますよ。戦隊モノや藤子アニメは言うに及ばず、それこそ「はれぶた」もそうだったし。だが今のところこの作品は「3話も同じネタで引っ張ってる」ようにしか見えない。


次回はケーサツネタのようで。そろそろネタ対象のインパクト以外で見せて欲しいと思うのですが。


しかし動くのはよく動くんですよねえ。看護婦さんの尻振りとか、ええなあ。山本圭子渡辺美佐の貫禄は流石。しかし久々やねバカボンさん。


Blood+16話。寒い国に来たスパイ。スパイ違うか。そんでシベ超6日間の旅に出発だ。ご案内はちょっと荒木・姫野テイスト入ったロシア美人です。


脚本がちょいと不器用やなあ。説明的台詞のあとに「よく知ってるね」「本で読んだんだ」は今どき無いもんだとは思う。あと老婦人がらみの謎についても、視聴者にバラしたいのか秘密にしたいのかハッキリして欲しいです。これ見よがしに指輪をキラリと光らせたりするのは「伏線」とは言わないと思うぞ。ちっとも「伏」せたァれへん。


アクションシーンは割とよく動いてたけど、列車上という特色が生かされてない戦闘組み立てはちょっと残念。閉鎖空間の恐怖とかルーフ上のスタント的動きとか、定番が色々あると思うんだけどなあ。


カイ兄さんの無力感挫折はランニングギャグか何かですかね。進歩が無いぞ。