少女終末旅行/キノの旅

少女終末旅行・4話。前半はこないだカナザワから貰った写真機についての話。どうやらデジカメのようでそれほど細かい調整は必要なさそうだが、それでもピント合わせとか露出とかの操作については試行錯誤が必要である。ま、あと数十万枚は撮影できるようですし、そういう余裕は充分にありますわな。最後、偶然得られた知見によって自動シャッタで二人揃っての記念撮影でシメんのがかわいい。

後半は光り輝く巨大施設について。これはある種の寺院のようで、その御神体としてなにやら面妖な巨大石造が祀ってある。それまで街中で見かけたチンアナゴみたいな石造もそれに関係しているようで、とすればこの廃墟都市は見てるワタシらも知らないある宗教によって統一されている国家だった、ってことなんだろうかね。…今まではどちらかというと過去の文明について主に技術的な面からの情報が多かったけれど、こういう…宗教的な景色が出てくると何やらまた別方向の「色」が乗っかってくるな。一面のハスのお池(でもフェイク)ってとこ見ると、仏教系の新興宗教か何かがそのルーツなんだろうか。…ま、チトやユーにとっては明日のレーションの方が重要事ではありましょうけどね。

キノの旅・4話。今回は船の国であるが、主演はキノさんじゃなくてこないだ出てきたシズとリクのコンビである。海を渡る巨大な船の国家に一時身を寄せるシズさんであり、上層部は搾取的に腐ってて下層民は無気力に甘んじているように見えるそのシステムにちょっと介入することになる。基本動じることのない強キャラカテゴリのシズさんだけど、この船/国が老朽化によって沈むとなると一応なんとかせんならんと思うワケだ。しかしそのお節介は、当然ながらというかあまり思い通りの結果には行き着かない。

搾取的な上層貴族が実は船の制御AIの成れの果てで、下層民はこの船に取り残された子供たちの子孫、そして圧制から解放されたのだと言われてもそれに反発して船に残ると言う彼らの構図はそのまま「自由からの逃走」みたいなアレでしょうかね。そしてこの船の国において特異点的に成立していたティーさんの立ち位置は、シズさんの行為によって永久に失われた、と。うん、まあ、そらシズさんも腹刺されつつ引き取って育てようかって気にもなるかもしらんわなあ。

崩れゆく巨大船とその住民世界というなかなか魅力的な道具だてではあるものの、シメのとこでエルメスがほぼまるまる言葉でオチを喋っちゃうのはちょっと好みが分かれるとこだろうか。それ以外にも少し喰い足りないとこがあり、この内容なら諸々ふくらませて2話構成でやっても充分間が持ったんじゃないかなとか思ったりする。後半でてくるキノさんとの対峙シーンで、ちょっとマジバトルさせてみるとかね。ま、いいか。

そういやちょい前にゴキ対策でバルサン炊いたっけ

●今年も11月を控えてすぐ冬となる。ここ数年はワタシの好きな秋がどうも短くて、暑いなー暑いなー言うてたと思ったら目前には冬、って感じでなんかヤなことだ。冬に向けてまたいろいろめんどうなイヴェントやら何やらあるのでめんどうなんだけれども、そういえば今夏は忌まわしい刺し虫が出なかったなあ、とふと思う。いや蚊の類はわんさか出たし今この時期にも出てきやがんので腹立つが
、そうではなくてもっとキツいハードコア虫。ネコノミかナンキンムシじゃないかと思ってんのだが、いっぺん噛まれると一週間は痛痒くて黒ずんだ痕も長く残る厄介なヤツ。毎年夏場になるとぽつぽつ出だして悩まされ、その度にバルサン炊いて追っ払うんだけど…今年は無かったなあ。燻煙殺虫剤のラベルの指示通り一週間ほど開けて二度殺虫実施すると大概はナリを潜めるのだが、運が悪いと一月二月後にまたぞろ「あっ痒っ!」てな羽目になって参ったりする。このウチも古くて隙間多いので、なんぼ燻煙してもどっか外部から乗り込んでくることもできるんだろうなあと諦めてたりもするのだが、まあ今年はどうやらそういうことも無かったようで一安心。もうこの時期になりゃ、大丈夫だろうしね。

…ひょっとしてもうとっくに噛まれ倒してんのに気付いてないだけ、ってことは無いだろうな。聞けばあの手の吸血虫、噛まれ続けるとこっちに耐性ができてそれほど生体反応しなくなるとか何とか。ヤだなあそんなの。そのうち朝起きたらノミマンとかそんなモノになってたりするのか。スパイダーマンというか、この場合はカフカやな。