ハガレン

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST・20話。父親との邂逅により、自らの行動原理と原罪(のようなもの)を再構築するに至る兄弟である。自分たちの最大の過ちである「母親の練成失敗」はそもそも母親ではなかったこと。過ちには違いないが、それは母を汚し辱める行為ではなかったこと。…その意味を、一旦イズミ先生との電話会話を介して認識させるのは丁寧ではあるなあ。ゴタゴタあったシメとして、兄弟の会話と決意のダイアローグをじっくり見せる演出は骨太な感覚があってよろし。


チラチラと伏線はあった父親の人が初登場。石塚運昇の四角い声もあいまって、鉄の如き冷たさと硬質さを感じさせるキャラですな。…「実は主人公を気にかけていたけど不器用なので言えませんでした」っちうパターンですかね。言えよなーもう。「忠告はしたぞ」とか、それワザとやってるだろって感じの言い方がもどかしいなあ。いや、作者はワザとやってるに間違いはないのですが。


毎度のAパートとBパートの二話構成っぽい構造はやはり、ちとせせこましい印象。しょうがないけどね。あと、墓暴きとなりゃァそらもう雨が降らないと話にならんよな! 絶対そうだよな! 墓の中から衝撃の真実が! ってシーンがさんさんと降り注ぐ日光の下、ではカッコがつきませんものねえ。

夢の話は(ry

●昨晩の夢の話ではあるが、夢自体は忘れちまった。ただ覚醒時に「これは良い言葉だから忘れぬように」と思って卓上の落書用紙にメモした走り書きだけが残っている。そのメモに曰く、


「人の心に眼なし 人の眼に心なし」


…どういう意味だろう。いや確か書き付けたその瞬間には「こ、これは正しく人生の真理じゃぜ! 夢って素晴らしい!」と思ってたハズなんだけどなあ。その後仕事に行って帰ってきてメモ見たが、その時の悟りや理解はすでに無く。えーと…ある人が思ってることは他人には判んないし、また目に入っちゃったものはしょうがないよね! ってこと? 前後の文に関係が感じられないなあ。まいいや、どうせ夢だし(そんな結論?)。


んで、夢のスジは上記文章以外覚えてなかったものの、何故かそのBGM(そう劇伴付き。映画かアニメみたいなのか?)は覚えてて、それは「百万本のバラ」。ついでに覚醒した瞬間の感想は「百万本のバラの花をあなたにあなたにあなたにあげる…かあ、しかし一括でもらいたくはないものだ」であった。確かに。今計算してみたら、バラ一本10gとしても10t。10回分割でも、ちょっと。