ライドバック/みなみけ

RIDEBACK・8話。リンさんがライドバックの戻れねえ道に一歩を踏み出す話。彼らは何ゆえマシンを操るか。世のため人のため、いや全然違うただ己のために。ライドバックに乗ることこそが世界の全て…という。思えば作品当初から感じられていた、リンさんの顕在化していない「エゴイズム」は、はたしてここで花開く要素だったのか。もしれんが、よう判らん。


キーファさんとのライドバックロンドシーンは、リンさんが今とは別の…そうねえ、大学生と居酒屋の世界とは別の、言わばエースパイロットとしての硬質なレベルに行ってしまう危うさが感じられるシーケンスだったな。フェーゴというスコタコターボカスタムみたいな特別なマシンに選ばれたリンさん。そんでも白いワンピースを着たままってェのがまた、彼女の特殊性なのでしょうか。


初登場時からどうもエエトコ無しであった三木軍人さんはどうやら「そういう人」っぽい役割のようだな。じゃそれでいいや。…にしても、実際の戦闘においてライドバックがイマイチ効果的に使われてるような感じがしないのは如何なもんか。あんなナリして棒立ち射撃じゃただのでかい的だよな。無論、キーファさんなどの技量を印象付けるためなのだろうけど、それにしてもね。


みなみけ おかえり9話。コタツにミカンにクリスマス…おお、季節が追いついて来ましたよ。てことで、お寒い中であったかい話をいろいろと。とりあえず中盤のクリスマス話のかわいったらしさがニヤニヤ気味でよろしかった。でっかい靴下作る三女さんとか、何をプレゼントしたものやらと思案する姉さん二人とか。毛糸の手袋はめて微笑む三女さん、っちう物語のまとめ方が微妙でよろしい。


当然、オチはホサカさんである。街のお母様方に大人気な状況ですでに可笑しいが、その後の妄想加減がとても気持ち悪い(誉めてる)。あはは、あはは、あははのは。気持ち悪い(誉めてる)。…次週は年末年始話か? アニメ前作で手打ちうどんもて山頂にて回り込み呵々大笑するエピソード、ぜひアレを越えて欲しいものであるが…ま、それは贅沢か? そうか。

鉄っぽい話

●使用している手帳のケツん所には主要都市の鉄道路線図が載っている。ワタシは特に鉄の人でも地図の人でも無いが、こういうのをぼおっと見るということ自体は割と好きだ。…確か以前も大阪の路線図見てて、「四つ橋線なのに四ツ橋駅なのな」とか気づいたりしたのだった。今東京の路線図見たら、丸ノ内線には「四ツ谷」と「四谷三丁目」がある。ツの字があったりなかったり…ご当地の人にとっては周知のこっちゃろうが、ワシら田舎者にとっては割と面白い。


んで、名古屋の路線図は別の意味で面白い。つまりその、特定の施設やら建造物やらの名前がそのまま駅名になってるトコが妙に多いのな。そら東京にも国会議事堂前や都庁前があるし、大阪にだってトレードセンター前やら動物園前やらがある。…改めて見ると「動物園前」っちう駅名もアレやな。もう動物園っちゃァこの世に天王寺にしか存在しないような勢いだ。エエけど。


そして名古屋。国際センターだの総合リハビリセンターだの瑞穂運動場東だの、だ。「〜前」などというナヨけた言い訳もせずにマンマ言い切る命名方法が漢らしい。「前」が付いてんのは「ナゴヤドーム前」くらいか? 興味深いのは、かなり端折った範囲しかないこの路線図の中に「港区役所」「中村区役所」「瑞穂区役所」そしてズバリ「市役所」…と、役所関係が4つもあること。役所好きな県民性/市民性なのでしょうか。