ザ・ファブル

ザ・ファブル・10話。砂川は小島にヒットマンを差し向ける。こいつは今までのチンピラとはちょい違う雰囲気を出しているが、さてどこまでの力量なのか。一方で小島も自身の版図を広げつつあり…こっちはこっちでキッチリ修羅場くぐってきた怖さはあるのよな。アキラが侵入してきた形跡に感づいてる辺りは強キャラ感がマシマシである。こうなると悪質ストーカーの貝沼さんは危険度/緊急度の格が一つ二つ落ちるのだが、それだけにいらんことしィのジョーカー的存在になりそうな気もする。どうかねえ。

大方の状況を把握したアキラ/ファブルさんが本格的に動き出す。こういう時、何をどう描写するワケでもないのになんとなく心強い雰囲気が出るってのが、この手の主役に要求される資質だわなあ。そしてミサキちゃんと仲がいいとこ見せといて、このシチュに対して全く心配顔も見せないヨーコさんも「そういう世界」の人だと判る。いいね、このドライだけど情はあるという雰囲気は。

アキラさんがガンバレルをホームセンター・ローナン使って補充する辺り、プロのワザと地域的ネタがクロスしてておもろい。あとこの辺のガンスミスシーン、ヨーコさんに説明するとこでは関西アクセントが抜けてんのが細かい。この人の「素」がもしもあるとするなら、こっちの方が近いんだろうなあ。