少女終末旅行/キノの旅

少女終末旅行・11話。「ぬこ」を仲間? に入れて旅は続く。とりあえず砲弾・銃弾を喰うってこと、また身体を変形させて様々なインターフェイスとなることは判ったが、どうにもナゾの存在である。あとやっぱ御神体に似てる。

シュトルムティーガーの倉庫みたいなとこで洋書…「文明と戦争」を拾ったがちーちゃんは英語読めないので内容は判らない。このあとなしくずしかつ偶然に戦争の話となるのだが、続いて彼女たちは2種の巨大兵器に出会うという…今回は過去の戦争っちう面が大きな話やね。最初の人型兵器は巨神兵ラピュタのロボを連想させる凶悪な兵装のもので、これの威力を前にして笑ってるユーさんのイノセントさはなかなかではある。「ユーみたいなのが文明を作ったのかも」というちーちゃんの感想がなんか別の色を帯びてくることだ。次のタイフーン型みたいな潜水艦は…これ、放射性マークあったりしてなかなかヤバいわな。次回に続きましたが、どうなることやら。

今回は文字というサブテーマもあったりしそう。ちーちゃんが英語読めないってのもそうだし、人型兵器の「LANCH」という表示もちと興味深い。検索したらこれLAUNCHの古語みたいやな。単なるスペルミスなのか意図的なものなのか。ロシアの原潜の内部表示が「静粛」ってのもいろいろと思わせる。多分再生された未来兵器なんだろうけど、この表示が文字通り「お静かに」って意味なのか、とかねえ。何となく粛清と字面が似てんのがねえ。

キノの旅・11話。キノさんエピソードゼロというか、キノさんがキノさんになった時の話。もともとは通りすがりの男性の旅人の名前であった「キノ」を彼女が名乗るようになり、旅人となったそのワケ、ですな。このあとで師匠と出合ったっちうことでしょうね。

少女キノさんが暮らしていた「大人の国」は、12歳になると脳改造して労働に従事するようになるというかなりアレな国。男キノさんがそれ聞いて深入りせず出国しようとするのは、今のキノさんらしいドライさがあるんだけど、少女キノさんが処分されるのを見てかばい立てののち死んでしまうのはちと悲しい。少女キノが逃げ出した時、彼女の頬についていた血痕が「キノさんとなった証」の記号なんでしょうな。赤い赤い花畑で寝転がり、かつての血痕の場所に花びらがおちる辺りが象徴的な絵面ではある。

キノの父親、優しく話してる辺りだと岩田光央と気付かなかった。やっぱ後半の激昂演技を求められてのキャスティングやろなあ。あと子供の声で「武田羅梨沙多胡」さんって人がいて目を引いた。ブラジル系の人で、武田が母/多胡が父の姓ということらしい。名前で「おっ?」と思った声優さんはブリドカットセーラさん以来やな。