うしおととら

うしおととら・38話。最終局面、白面を結界内に止めるもうしおととらの二人もその結界に取り残されてしまう。フィールドを区切られてはこの二人の僅かなアドバンテージも薄く、単純なパワー勝負となれば白面に勝つのは難しい。結界の外でも苦難は続き、困ったことである…が、もうここにきてあのどうしようもない絶望は感じられない。そしてとらは白面の「目」について、アレは見上げる目、羨望と恐怖の目であって王者のものとは程遠いものだ、と喝破する。

いやあ、今まであれだけ怖ろしい怖ろしいと思ってきた白面の目が「そういうもの」であったとは…と、原作読んでたときも思ったものだ。そういえば背筋も凍る怖い目も、傲慢や余裕といった雰囲気からは程遠いものだったものね。実際どこまでシコミとして作ってあったのかはよう判らんが、ラス前の大ネタとしてはすごくよくできてるなあと思いました。とらちゃんはよく傲慢な目をしてましたね。多分。

二人をサポートし戦う各地の人々、坊主や妖怪どもとともに自衛隊の現用兵器がちゃんと通用してるのが藤田マンガっぽい。衾の時もそうだったが、こういうのは割と外さないよね。…たまに通用しないけどさ。あとおとうさんのひこうき。