●おそ松さん・17話。「十四松祭り」ってことで十四松さんメインの話か、でもそれならこないだ桑島法子とのエピソードもあったしなあ…と思ったら十四松をフィーチャーしての小ネタ集という…何だろうねこの変化球。アバンの十四松ねぶた祭りシーンに続き身も蓋もない爆弾処理コントを見て「こんなんが30分続くのか…」という、期待とも呆れともつかない感覚は恐ろしいことに裏切られない。スゲエなあ。
ここまでバラエティに富んだしょーもない話を連発できるってのはでも確かに、彼の飛び道具ぶりあってのことかもしれない。いやあホンマ、くっだらねえことこの上ないバカ話からシュールギャグと言うよりは半分がたホラーに足突っ込んだ話もあったりして、「次はどんな話だろ」というワクワク感は今まででマックスではありました。おもろかったよ。「十四松と概念」のエピソードとか、連載でギャグとかやってて煮詰まってくると出てきそうな「ある意味でのアリネタ」なんだけど、これを地上波テレビアニメでやってしまうということに勘所があるのかもしれない。あるいは単なるスタッフの悪乗りかもしれない。でも赤塚っぽくはあるな。
あと「同担拒否」という単語はこないだ初めて知ったとこなので個人的に割とタイムリー。どうでもいいですけどね。うんまあ。
●ルパン三世・17話。救世主グレコなるお兄ちゃんがルパンたちを陥れ、疑心暗鬼の状況にて彼らを抹殺せしめんとする、という…ちょいと現実離れした前提といい心理ゲームのようなシチュエーションといい、これまたかなり原作にありそうな感じの一編。やはり個人的にはもうちょっとドライでガサついた演出の方が好みだけれど、この筋立てのエンタテイメント性は悪くない。
途中で催眠や疑心暗鬼とは関係なく、「いっぺんお前とは戦ってみたかった」「奇遇だな」と対峙する次元と五右エ門、という図はなかなか燃えますわね。この一連のシーンはとにかく絵がかっこよく、お互い超一流の得物使いであるってのがよく判ることでした。次元が痩せてたのでそれを見込んで上手いこと刀を逸らしたという伏線ネタは面白かったけど、カキに中った状態でようあんなけ動けたなあとも思います。さすが次元さんとか、そういうことかしらん。
次週はラストに向けての話が再開するみたい。まあそのうち再登場するやろなと思ったニクスさんが出てきてたりしておもろそう。ま、次週待ちってことで。
