単位の話

●ぼんやりテレビ見てて、このテレビ何インチだっけ、そういや今時の日本でインチ単位使ってる一般商品ってテレビくらいしか思いつかんなあ、などとどうでもいいこと考えててふと思い出した。以前先輩の人に聞いたことで、その先輩ある日海外から注文書が来たのだが、書類に曰く部品表面の積層薄膜の厚み指定の単位が「マイクロインチ」であったと。すげえな、英米さん未だにヤードポンドなのだな。まああっちの人々は「なんでフランス野郎が作った単位を使わねばならぬのだ」とか思ってるんかもしれまへんけどね。

…んで腹立てた先輩は仕様書を作成、全ての数値を「マイクロ寸」で記入して提出しようとしたら上司に叱られたと云。ま、お気持ちはよく判ります。

●ぐぐって調べてみると12インチが1フィート、3フィートが1ヤード、5.5ヤードが1ロッド、4ロッドが1チェーン、10チェーンが1ファーロング(ハロン)、8ファーロングが1マイル。ここまで繰り上がりの数が全部異なるという恐ろしさ。この上に3マイルで1リーグ、ってのが来ます。…確かプラモの縮尺がニイヨンだったりヨンパチだったりナナニイだったりするのもヤードポンド上で計算しやすいからなんですよね。唯一戦車によくある1/35ってスケールだけはタミヤ由来でしたっけ。プラモにモーター乗せたらそうなっちゃった、という。それもすげえけどな。