ニンジャスレイヤー/乱歩奇譚/クラスルーム・あと監獄とか

ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン・17話。根無し草で逃亡中の二人のニンジャが出会い、またそれぞれの道を行く話。ワシこれ初見だけど、ヤモト・ジェノサイドともに人気キャラで動かしやすいだけに「うん、そりゃこういう話作るよね」って感じではある。殺す時は特に躊躇なく女でも殺すが別に血に飢えているワケでもない、というジェノサイドのダークヒーローぶりはなかなかよし。害意なくなつかれたらそりゃま、殺しにくいわな…という、ゾンビで腐った脳みそのクセして中道なトコがこの人の身上である。

ジェノサイドに井上和彦、リー先生に千葉繁、フブキくんに水谷優子という何というかもう「思ったままやな!」ってなキャスティングが素晴らしい。千葉繁は明らかにアドリブまみれだわダムブロンド(オレンジだけど)で嬌声上げる水谷優子とか久々だわ、なんかおっちゃんホロリとしちゃったよ。あとマンティコア三宅健太。この人もここで使い捨てるにはもったいない便利キャラなんだけど…贅沢やなあ。

乱歩奇譚・6話。明智探偵事務所んとこへねこと変態と爆弾と赤ん坊と過激派がやってきて、ついでに黒蜥蜴のおねーさんが電話越しに(いろんなモノが)出てくる話。一応人質籠城やら爆弾やらと物騒なものが出てくるものの、基本的な演出はギャグ方面の軽いエピソード。あと明智さんには蒙古斑があるらしい…ってどうでもいいな。

てことで今回は割とどうでもいい話、いわゆるフィラーエピソードであるが、ワシこういう言語主導型のどうでもいい話結構好きなので楽しめた。つーか羽柴さんのツッコみ能力が今回あまり高くなくて明智探偵もネコというオバQレベルの弱点に悩まされる状況下、影男と小林少年だけで会話進めるとどんどんダメな方向に進んでしまうので面白い。「ダメだ私が死ぬ」の天丼とか、子安演技の賜物だわな。

あとはカガミさんと中村さんの話。相変わらずカガミさんは思いつめたようなテンションだけど、それを受ける中村のおっさんが…どうだろうねえ。見ようによってはこの人もなにかしら後ろを持ってるようなニュアンスも無いではないけども。ま、ストレートにヤサグレた元熱血刑事でも全くおかしくはないね。声がチョーさんってのが怪しさに拍車かけてるだけでさ!

Classroom☆Crisis・6話。カイト先生は予算が降りなくて不満している。ナギサさんは重要な会合を控えてるってのにテストが赤点である。なんつーかお互い子供っぽく張り合ってる…ってワケじゃなく、それぞれホンマにそーではあるんだが、まァ作品上の対立としては「張り合ってる」でそれほど間違っちゃいないわな。その間にずかずかと割り込んでゆくミズキさんは、やはり外見に似合わぬ心臓ですな。だからこそ、ナギサさんはあそこまで腹ァ割って話してくれるワケでもあるが。…基本彼らも高校生なんだよね、実際ね。

てことでナギサさんのお家の事情、の話。かなり謂れのない迫害を受けてきてるお人であり、まー多分そんなとこだろなという「妾腹の子」ですよというね。すんげえめんどくさいゴタゴタを抱えてる人ですが、その象徴というか背景にあるのが霧羽と科宮という二つの概念の対立構図。前にジョブズとウォズニアクと書いたけど、そうなると視聴者側のウケがいいのはウォズの方なのはまあ当たり前ではある。その上で「ウォズ側」の主人公たちもコスト削減案に向かうという、歩み寄り方向に行くのはバランス的に悪くないと思った。…再度言うけど高校生やからねえ、彼らまだ。

監獄学園は脱獄失敗その後の話。シンゴさんのいじめの理由も判るとこであり、刑期が伸びたことより仲間として見てもらえていなかったことが失望だってのはその通りだなと思う。ま、キヨシもガクトもちゃんとお誘いしたんですけどね…いかんせんシチュエーションがゲイ方面っぽかったのがね…。あと退学ってんなら別にそれはそれでいいんじゃないかな、とは思った。キヨシさん的にはおっぱいなんだろうけど。おっぱ。