ジョジョ

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース・38話。イギーVSペットショップの前編。今や…いや今っつっても大概ムカシやけど、まあ何だ、ジョジョのペットショップと言えば格ゲーのクソキャラ、ってな認識が大勢になっちまった昨今、皆様いかがお過ごしか。てことでそんなペットショップ話ですが、コイツがまたそういう印象をちっとも裏切らない強敵として登場させて下さるってのはスタッフの力量である。…原作の時と比べて動いて音が付くと印象強まるなあ、ってのはこのシリーズ何度も感じたことだが、ペットショップもまた然り。怖い! 怖いよこの鳥! 作画担当は相当に鳥の作画をベンキョしたんやろなあ、って感じがするよ。

とりあえず冒頭は例の乞食話から。あー、「物乞い」という表現にすれば一応地上波アニメでも通るんだね。「乞食にも社会的構造があり車にも乗る」という実におもろい挿話だけに、ここがカットされると残念だなと思ってたのでよろしかった。そしてどうぶつ二ひきのバトルに突入するのだが、上記作画も然りながら演技者の方も踏ん張ってましたね。初っ端近辺の大川透ナレーションもそうだし、状況がノりだしてからの福圓さんの演技もレンジが広くて聞きどころ多し。バカ犬演技もイケメン声もこなせるってのはいいね。あんまし少年声の印象が無かったんで、ほほーと思いながら聞いてましたよ。声優ってすごいね。

こうして再見してみれば、この話も結構ストレートなホラー映画的構造なんだな。ペットショップがほぼ喋らないのは「内面の判らない殺戮キャラ」として、ジェイソンとかそういうアレとして見ることもできようか。あるいはターミネーターに近いかもね。