野崎くん

月刊少女野崎くん・8話。堀ちゃん先輩に嫌われてんじゃないかと気にする鹿島くんであり、その悩みをみこりんに伝えたら「とにかくアタックアタック!」と言われてその通りにして、結果堀ちゃん先輩の気苦労が増えるのである。おまけに先輩がお手伝いしてる野崎さんの少女マンガをみちゃったおかげで更なる誤解がこのバカ状況に拍車をかける。…っつーか鹿島くん、マジでバカだよね。そして先輩のこと(男女の仲を超越して)好きすぎるよね。つまり先輩は大変だよね。というお話。

しかし途中の経過はともかく、先輩は男なのにヒロイン役をやりたくて…いいやそれ以上に女装キャラになりたいに違いない! と思い込めるバカパワーはホンマ大概である。良かれと思ったプレゼントがスカートやブラウス、そして自分は先輩のズボン履いて帰る…ってどんなプレイだよ。いやあ、スゲエわこの人。それでハタから見ててちゃんとかわいいってのもスゲエバランスだ。おもろいなあ。

後半は背景の描けない野崎さんの話。確かに素人的にも背景って鬼門であり、専門職の堀先輩が居るってのはすさまじいアドバンテージだと思う。しかしそれでも本職の野崎さん、美術部のちよちゃんはもうちょっと頑張るべきだと思いました。あとアイレベルの扱いはのほほんと描いてるとえらいことになるってなこれまた定番ネタだが、その対策として何かに付けて箱を運用する野崎さんという天丼ギャグはずるい。大雑把だな野崎くん!

あーあと、やっぱちよちゃんの中の人の演技はとてもいいと思う。今回ならば堀先輩に言うた「…よく泊まるんですか?」の台詞、これがなかなかにナチュラルなマジトーンで面白かった。ただかわいだけじゃなく妙な味があって、いいよね。