弱虫ペダル

弱虫ペダル・35話。初っ端はチームが揃わず苦戦する総北さんたちのシーンから。色黒ゴツ目で語尾が「ばい」という、まあマンガのテンプレみたいな(マンガだけど)熊本チームからイジられたりもするが、それでも小野田さんたちに希望を繋いでる面々である。熊本さんも熊本さんで「あんたらが負けてんのはメンツが揃わんせいじゃなくてそれが実力ばい」と言うといた直後に「ワシらは4人のチームには負けん」と言うたりして、結構エエ加減ではあるがね。

んでその御堂筋さんは、「先週あんだけ苦戦したのは全て芝居でした」というあまり必然性のない盛り上げ要素を経て、新開さんとトップ争いの真っ最中。スプリンターとして強力な新開さんに対し、ウサギをはねたせいで左側が抜けないという弱点を的確に突く御堂筋さんである。ウサギという単語を「ふるさと」の歌から提示したり、左側をこれ見よがしに指示したり、いちいちやることが大人げなくてひでェよなあ、げへへ。結局そのことで新開さんの内なる「鬼」を目覚めさせてしまうという展開ですが、それまでジェントルであった彼がよだれたらして狂乱するというヘンテコシーンの演技は流石日野さん。イケメンもおっさんもイケる方ですもんな。そら提供画面で目からレーザ出すわ。

あっちゃこっちゃで人間ドラマやってる中、弱泉だったりオタ泉だったりで今んとこエエトコ無しな今泉さんはもうしばらく雌伏の時ですな。メインの登場キャラそれなりに見せ場は与えられるし、それを待って…ってまあ、それでも京伏の水田さんは基本あのまんまだろうけど。「劣化版御堂筋」という荒北さんの評価はなかなかにキッツいよね。合ってるけどね。うん。