キャプテンアース/ジョジョ

キャプテン・アース・9話。次の遊星歯車さんたちの発現箇所は新宿、その主体は才能はあるけど自信が無いアイドル・アイさん。早速モコさんが彼女を目覚めさせるのであるが…なんでしょうね、遊星歯車さんたちは覚醒すると須らくゲス性格になんなきゃいけない決まりなんでしょうかね。いやコイツら基本そういう性格で、地球人類に身をやつす場合に何故かみな正反対の控え目なキャラになってしまう、ってのが順当なのか。この調子だと話の後半、テッペイさんも覚醒してゲスキャラになる展開が必ずあるな。中の人、そういう演技(の方が)得意だしな。うんうん。

んでまあ、いろんな制約あって地上ロボ(マシングッドフェロー)搭乗後3分59秒経ったらキルトガングに転生できるが、その前にディカピテイトされたら転生不成立、っちうギミックが明らかになる。前回やってたカウントダウンってそのことなのね。3′59″って元ネタ何だろうな。4分33秒なら知ってるけど…まいいや。今回のアイさんも挑発的台詞を連発しつつ砲台モードで時間経過を待とうとするが、キャプテンの攻撃によってギリギリ不成立と相成るのでありました。キャプテンまじキャプテン。

そして今回はそれ以上にアカリさんの魔法少女っぷりが際立ってましたなァ。アマモコに銃突きつけられて裏切りを指示されるも、魔法少女的電脳スキルによって「地球人類全てを人質に取る」ことで大逆転するアカリさん。うへえカッチョエエ。たかが宇宙人が魔法少女をなめんな! っちう啖呵も決まっててよろしい。うん、今まででの中でも結構カタルシス具合の高い回だったと思うよ。途中のメカアクションに負けないインパクトがあったっすわェ。

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース・9話。シンガポール第2戦、VS黄の節制。能力的に結構厄介な敵で、攻撃力も防御力も高くて確かに「弱点は無い」という言葉にウソはないスタンドである。ただ本人が調子に乗りやすい、ジョジョの雑魚によくあるタイプのキャラなのでそこが弱点でありました、っちうヤツやね。まァそういう夜郎自大な行動言動だからこそ、最後のオラオララッシュがカタルシスになるってワケなんですが。

しかし毎度ながら理詰めで見るといろいろ不思議な展開であり、ラバーソールの兄ちゃんにしてみれば「仲間に化けて入り込み暗殺する」というのが最善手であるはずなんだが、わざわざテメエの能力と正体をバラしてから攻撃しているんだよな。要するに荒木センセが描きたい要素は上記の整合性にはなく、「それまで仲間であった者が急にいかがわしく恐ろしい存在になる」ってなホラーっぽい絵こそが描きたいものであるのだろう。じゃよってにそれ以外の細かいことは気にすんな。ヤボってもんだ。ワシは書いたけど。

今回の見所は花京院およびラバソのゲッスいチンピラ演技っすね。花京院モードでも有名なゲス台詞が多く、平川声で美痴愚祖(変換したらこう出た)だのチンボコだのコイツはメチャ許さんよなァーだの、なんか楽しそうだ。この時家出少女さんが「バックブリーカー! なんて荒業!」とビビってたのが今更ながらおかしかった。衝撃受けるのそこかい! あと、ラバソさんの花京院がレロレロするときには髪の毛がうねるのね。…キモいよ!