ぎんぎつね

ぎんぎつね・2話。メガネひっつめの生徒会フクカイチョ・キリシマさん登場。絵に描いたような優等生で堅物、融通の利かない性格なのでキッチリユミさんと対立する。その間に立っておたおたするのが我らがマコトさん…なんだけど、マコトさんってばあれで結構しっかりした性格のようで、普通ならば触らぬ神とばかりにスルーするところでずいと踏み込んでいっちゃうのだな。この「ほっとけない」というキャラは主人公的だし、またその何だ、お話を展開しやすくもありますわな。うん。

てことでキリシマさんがパーティに加わる話。サブタイは「譲り合う」ことを提示しているけれど、それと同時に本編では「ぶっちゃけること」がテーマとなっている。黙ってたら他者は勝手に判断してそれでよしとしてしまう。だから溜まったら言ってしまおう。それで相手に判ってもらえるかはともかく、少なくとも自分で自分に道を見つけることはできるかもしれない。あるいは神使さまが横っちょで聞いてるかもしれないしね。…今回の主要キャラ三人それぞれに「ちゃんと言うことが重要」というシーンを作ってあげ、かつそれぞれ異なるニュアンスを持たせてんのが律儀ではある。

あと今回も銀太郎さんはあざとい。あたまなでなでしてやるシーンもいい。ラストで盛大に照れちゃってんのはあまりにストレート過ぎてヘンな笑いが出るほどだ。まだまだ枯淡には至らぬ神さんの使いですし、この人…狐さんにも今後ドラマはありそうだなあ。