台風なるカオス

●全く今年はよう台風の来ることで。大雨や大風が来るたびに、ワシの職場ではやれ対策だ何だといちいちばたばたせんならんので弱るのである。これがそんなん関係なく、ただ嵐が来るのみであればガキの頃のように何となくワクワクすんですけどねえ。後始末やらなにやら、めんどくさくてねえ。

それにしても、台風だの何だの、あれだけの巨大構造が刻々と成長衰退しつつも形を保ってやってくる、ってのは何か不思議な気もする。浅く考えてみると何となく、環境の構成要素…まあ空気の分子や何やらが多ければ多いほど、全体的に平均化されてそうそう局所的な構造はできにくいような気もすんだよね。実際の世界を見るとその逆なんですが。これぞカオス理論、世の理よのう…ってちょっと違うか。

ふと思い出したハリ・セルダンさんの心理歴史学。これはカオス理論以前の気体分子力学からの類推だっけ。ふむう…もしも心理歴史学が成立するようなSF世界があるならば、多分そこは天気予報もほぼ完璧なんだろな。そういや、アシモフ以外のファウンデーションモノって読んだことなかったな。そのうち買って読んでみよう、ってこういう意識はすぐなくなっちゃうのが常だけどねえ。