ワタモテ/進撃の巨人

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!・4話。今回は色気づきやがるもこっちさんのネタ集でご一席。結局なんら進歩も進展も無いのは今までどおりだが、周囲の人々にちょっとずつ痴態やら何やら見せ続けてるってのは本人的に大丈夫なのだろうか。無慈悲な作品なら、ぱんつで汗拭いてるとこ見られた段階で即座にイジられたり揶揄されたりするだろうけど、やっぱこの作品は他の人たちが基本的にエエ人たちだからなあ。…ま、クラスでも「そういう人」として見られてる可能性もありますが。でもお父んにあんなトコ見られた、ってのが一番キッツいかもしれん。翌朝ちゃんとした状況で目が覚める、ってのも含めて。

中盤はゆうちゃんとのランジェリーショッピング。いろいろとボタン掛け違って単なる変態おっさん言動になっちゃうもこっちさんは如例だが、ここでゆうちゃんの「どうしよう、今日のもこっち何だかおかしい…」という内面の声が出てきたってのは何気に重要かも知れない。今までゆうちゃんは「パッと見ィは派手に見えるがもこっちへの行動は親切な幼馴染」という外見上のふるまいしか出てこないキャラであり、(そのことが作劇に生かされるかは別として)もこっちのことを心中でどう捉えているのかはブラックボックスであった。悪意があるとまでは行かないだろうが、ひょっとしてコイツ面倒だとか何とか思ってんじゃないかななどという不確定さを内包していることによる雰囲気。それが今回の僅かな内面台詞により「あ、心情描写されてもいいキャラなんだ」という安定さのような属性を付与されたワケでね。まァこの作品でゆうちゃんのようなキャラを悪意持ちとして描くとは思いにくいが、それでも公式的に素直な心情が描かれたってのはデカいと思った。…つーかゆうちゃんにとって、普段のもこっちは「何だかおかし」くないのか。がんばってんな、もこっちさん。

あとゆうちゃんは確かにえろいと思います。どちらかというと男子ウケするふぁっしょんだと思います。しりでかいしいいと思います。この外見なのにあんなエエ性格、そらもこっちとも友達で居られるわなあ。

あとワシもチカンに遭ったことあるのでその恐怖感は判ります。デブ男子大学生のワシのケツなでるおっさんの恐怖。いざそういう状況になったらもう、何のかんの言うことさえキツいんだよなあ。今だったら何とでもなる程度の図太さはありますがねえ。

あと蟲姦(虫姦)って「ムシカン」って言うんだ。てっきり「チュウカン」と読むのかと思ってた。

進撃の巨人・17話。壁外調査、エレンさんちへの道は険しく遠い。当然のように襲い掛かる巨人たちになんとか対処する精鋭であるが、ここに至って非常に厄介な女巨人一体が登場する。弱点を守り相手の顔を確認し目的意識を持って行動/殺戮する、その正体をアルミンは「エレンと同じ人間だ」と推測する。…てか、彼にとって超巨大型や鎧型も人間だという認識なのね。

さて。ここで顔の認識行為を「エレンかどうかの判断」だとしているが、どうもそれだけではないヨという描写もチラホラとある。女巨人が一度目にアルミンの顔を確認したケースだと、「エレンじゃないから殺さなかった」というより「アルミンだから殺さなかった」という風に感じられる。後半のアルミンによる少々的外れな叫びも、彼がそれに気付いているということだろう。要するにまあ、この女巨人が人間だとして、そいつはアルミンを知っている人間…なのではないか、ということでしょうかねえ。となるといろいろとまた邪推妄想がふくらむワケですが…まあね。

今回はほぼ全編アクションシーンで押してた回だけあってなかなか見所多かったのだが、前半の「周囲に傾注しているアルミンさん」のシーンの音の采配もベタながら上手かったなとか思った。それまでのシーンはお馬さんの侵攻ノイズで音響を満たしておいて、アルミンの絵になると途端に静寂と個々の環境音だけになる。彼には必要な音しか聞こえていない、っちうこっちゃね。あとまあ、ライナーさんが「いいケツ」と評したとおり、女巨人さんの後姿のケツ部分にちゃんとハイライト乗っけてぷりぷりさせてんのがなんかその、エエなあとか。うん、ナイスバディやよね。彼女。