フフフそれは残像だ

●夢のキモは「現実ではないことを経験する」ことじゃなくて「経験が現実じゃないと判るけど感情は残る」ことじゃないかな、とか思った。

つまりまあ、それが覚醒してる立場から見ると整合性のないあやふやなものであっても、夢見中に経験して心の中に発生している感情…楽しかったりイヤだったり、というそれらは結構強いものでありましょ? しかしそれは実は幻でしたよーとアッサリとチャラにされちゃうでしょ? そうなるとこの感情の処理が上手くいかない時がよく、あるのよ。それが現実の経験ならば今まで経験してきたコードに沿ってなんなと対処もしようが、それが夢であり確固たるベースが無くなり、ただもやもやとした結果だけ、感情の残像だけが残るとなると…ねえ。単純に楽しい苦しいだけじゃなく、どこか微妙な感情をもたらす夢であったらなおさらだ。

多くの場合は目が覚めて日常活動に入ると急速に薄れていく感覚だけど、たまーに一日引きずってしまったりしてね。そういうものの根っこは多分、自分でも内部処理しきれていない問題事案だったりするんだろうな。…トシとるに従って、そんなケースも増えてくるんだろうか。なんかそんな気がする。