ヤマト

●新番組・宇宙戦艦ヤマト2199。先行で別形態供給されてた作品が地上波にやってきた、っちうところ。ワシはオリジナルヤマトって再放送で見ただけであり、世のヤマトフリークの人たちには全く及ばぬ程度の知識や思い入れしかないが、まあこのプロジェクトがすげえでかいものだってのは容易に判る。そのくらいにテマヒマカネのかかった質の高いアニメとなっており、いやあこら大したものだわとアゴさすりながら見てましたよ。

さて本編。もう初代についてはかなり忘れちゃってんので新鮮な気持ちで見てましたが、上手いことリメイクしてあるものだなあ。大枠の流れはそのままに、膨大かつ細密なディテイルと演出によって見た目の密度を上げ、まごうことなき大作感を醸し出している。殿つとめる古代守が勝ち目の無い撤退戦に挑み、宇宙軍歌歌いながら華々しく散ってく辺りとかベッタベタにも程があるのだが、上記の画面/演出密度によってあまり陳腐な感じもしない。えーとでも確か生きてんだっけ守さん。まいいや、それは先のことだ。

その重厚さを盛り立ててんのはキャストもそうよな。メイン主役もワキも芸に達者なガチガチキャストで遺漏がない。つーか土方役の石塚運昇さんって一時期デスラーやってましたよね、という横道はともかく。宮川親子による音楽もそうだけど、様々なSEもキッチリ原典に準拠してんのが律儀やなあ。爆発音とか機械音とか、聞けば思い出すよねえやっぱ。

お話はまだトバ口近辺、本格的スタートは次回次々回以降だろうけど、この調子ならば面白く視聴できそうだ。よし継続。…しかし中途のCM、古代進小野大輔はんはプラモの邪魔されて熱血するなや! いやするな。するする。