比喩とは不正確なるものであり

●職場の若い衆に「ウチのパソコン4ギガしかないんですよ、結構新しいのに」と言われ、パソのHDDとメモリについての説明にちと考えこむ。ちゃんと言うならHDDが補助記憶装置、メモリ(RAM)が主記憶装置なんだろうけど、容量のデカさの感覚だと主と補助が逆転しそうだからなあ。

とりあえずHDDの数百ギガとRAMの数ギガは別物でして、それを比べるのは別々の車の排気量と燃料タンクの容積を比べるようなもんだ、と喩える。全く正確ではないが、あんまし意味のないことですよというのは伝わるだろう。

昔からそこそこ定番のネタとしては机で事務仕事してる人で喩えるアレだろうか。HDD容量ってのは机の横にあるファイル棚のデカさ、メモリのそれは作業机の広さ、っちうね。CPUのグレードが仕事してるおっさんの業務能力であり、そのおっさんがいかにデキる人であっても机が10cm×10cmの広さしかなかったらそら困りますわな、とか。

だいたいこのネタでいけるんだけど、OSに関しては喩えが上手くいかないのよね。所属してる会社の違い、ってとこだろうか? 仕事の成果としては類似のものでも、業務のしきたりだの書類の形式だのは全然違いますし…うーん、なんかしっくり来ないなあ。