ジョジョ/宇宙兄弟

ジョジョの奇妙な冒険・20話。シーザーVSワムウ、そしてシーザーの退場。館外部での小競り合いに館に入ってからの拮抗した戦闘、そして一瞬の隙が勝負を分ける結末。この辺、記憶以上にガッツリしたバトルマンガだったんだなあとか思った。作画のほうもかなり豪勢な筆致で、かつこってりした演出が充実感あってよろしかった。館の外でのシャボン発射シーン、すっげえダイナミックな画角で描かれたシーザーが印象的でしたけど、あれも原作準拠だったかな。覚えてないや。

1話まるまる取っての館バトル。各々二人の戦闘に対する性格の描写も、この作品にしては最大限にじっくりとした余韻も充分で、非常に見ごたえのある量感となってましたね。また演者の芝居も大いなる熱演でして、主に叫び声がよし。今回ワキであるジョセフの、あの「シーザー!」の絶叫もよろしございましたよ。話の盛り上がりとキッチリ合致した好演じゃったと思います。

…直後に余韻を台無しにしちゃう、シュト様のCMもジョジョらしいっちゃらしいですけどね。好き勝手やりよんなあ。

宇宙兄弟・47話。前半はNASA訓練前夜、主にエナさんについての書き込み話ですな。なんちうか、どいつもこいつも幸せ家族でありエエシんとこやねんなあ。まあ、宇宙飛行士という超エリートになろうというお人たちだし、そこら辺は自然と恵まれた環境になりますか。でもこういう作品だと、誰か一人くらい逆境的生活から這い登ってきたようなキャラとかいそうだけどね。新田さんがそう…って感じでもないな。まいいや。

主にムッタさんがムラサキさんにすっかり担がれてバカチンやった後、後半は新任教官ビンス・ボールドさんについて。軍隊上がりで冷徹でせっかち、どうやら毎度の如く曲者さんのようで。乱暴運転で新参を試すってことは、多分ムッタさんは「まあ運転に関してはあの石田次郎声のおっちゃんよりマシやな」とかそういうことになる、のでしょうかね。

ボールド教官に津田健次郎、室長のバトラー氏に立木文彦となかなかガッチリしたキャスティング。津田さんこういうクールな役も上手いよね。んでアメリカに来てオジーに会ったのに台詞が無かったのがちと心配。中村正さん、調子悪いとかかしらねえ。