テンペスト

絶園のテンペスト・19話。ゆっくりと動く状況の中、主要人物が一旦集合してしまうお話。ここまで思わせぶりに引っ張ってきた「ヨシノの彼女」のネタをアッサリと展開しちゃうのは贅沢ですな。まあそれが主人公二人、衒いや気取りのない関係性を表しているのかもしれない。高台の梅の木(だよな?)の許、絶妙な距離感で妹/彼女についてボーイズトークしてるお二人さんがなんとも微笑ましい。まあそうよね、この二人だとヨシノさんがセメ側になるよね。やっぱね。

んでもって狭いながらも楽しき我が家、何かもうフツーにラブでコメしてる皆さんをどうしたものやら。山本さん28歳が言うとおり、確かに芯の強さで言えばとんでもないモノを持っているヨシノマヒロハヅキさんなんだけど、そーよねえ。年齢的にはこんなドタバタやってもおかしないのよねえ。何にせよ、これまでもこれからも苦難や苦労が続くであろう彼らが傍目にも楽しげに青春してんのはエエことであるよ。

一方山本さんは二つの樹について持論を展開している。はじまりの樹は文明を抑制するための装置である…何だっけ、そんなSFあったよな。本人も言うとおりまだツメの甘い推論でしかないが、クラークの第三法則持ち出して魔法的世界を解題しようとしてる、その方向性は多分正しいのだろうな。