サイコパス

PSYCHO-PASS・17話。局長の正体は群体としてのバイオコンピュータ、シビュラシステムそのものである。やっぱりね。その構成員は今までサイコパスを潜り抜けてきた特異体質犯罪者ばかり。よーしじゃあお前もワシらの仲間になれー、と言われたマキシマさんであるが、そこは本編初っ端から出ずっぱりの悪役主役、いや俺お前らとつるむような趣味ねーしとばかりに局長(の中のトーマさん)を排除して逐電する。ま、そらそーなるわな。てことで、局長含めたシビュラシステムは一旦キャラ重要度が下げられました、というね。

まあ実際、今まで特異体質の人みんながみんなシビュラに組み込まれてきたってのが画一的過ぎたってとこだわね。ああいう人たちってどっちかっつーと並列的に寄り合う方が稀なんじゃないだろか。断られた場合は処理排除してきたってことだろうけど、今回はマキシマさんの犯罪者ぶりを甘く見すぎたんだろうな。

マキシマさんの件において現場と上層部が断絶しちゃうってのは、これ監督の「踊る」でも頻出のモチーフやよね。柳葉さんに当たるのがギノさんってとこでしょうが、お話上一番板ばさみのワリ喰ってる中間管理職であり頑張っていただきたい。それだけにやりようによっちゃドラマも作りやすいんですけどね。あと何だ、この国にはすでに裁判制度も無いのか。それは相当にヤバくないか?