どうでもいい話を垂れ流す快楽

ストII世界での物理学に違和感を覚えた最初は多分バルログさんである。あの人だけ極端に重力加速度が違う。いや他の各キャラもみんな独自のジャンプ軌道持ってて不思議能力者なんだけど、バルさんはボスキャラだけに見た目にも「なんかキモいジャンプするなあ」ってくらい違ってたのでよく覚えている。

それ言うと昇竜拳などの軌道もヘンテコで、斜め上に飛び上がった後に真下に落ちてくるという慣性制御を行っている。空気抵抗やらなにやらを考慮に入れても無茶なんだけど、でも感覚としては確かに何か判るのだよねあの攻撃軌道は。これが後年の、ホンダさんのスーパー百貫落としやバイソンさんの対空ヘッド辺りになると無茶度合いが増してくるのだけれど。

例えばワーヒーシリーズのジョニー・マキシマムさんとかは斜め上上昇→斜め下下降、とそこそこ慣性に忠実な軌道の対空技を持ってたと思うんだけど(それでもチェルノブっぽい鋭角軌道ですが)、ストIIタイプの対空技軌道見慣れてるせいで逆に違和感があったりしてね。慣れって怖いやね。…今字を見て気付いたが、慣性の「慣」って慣れるって字だなそういや。あれは慣れで進んでんのか。物理世界もノリが重要なのだな。