ささみさん

ささみさん@がんばらない・5話。ずっと引きこもりだったささみさんは何とか友人を作ろうとするのだが、まずその相手、というか予行演習、つまりは踏み台としてカガミさんを選ぶのでした、という話。まあいろいろとひどいお話なんだけど、カガミさんがロボットであるということに対してはほとんど頓着していないってのはささみさんの良性ではあろうな。初っ端のひどい言いようが最後には「本当の友達として付き合ってください」と言うに至るってのも、ささみさんが基本の部分ではエエ子であるってことだ。多分。うん。

基本構造は「友人が急に冷たくなったけど実はネ」っちう定番パターンの変奏曲である。その上で、神である彼女たちはそう願えば世界改変もて友人をも創造してしまうという要素を置き、だからこそ神通力の通じない者同士の混じりけ無しな友情ってのはええこっちゃね、という落とし所を持ってくる、と。こういうとき、素直極まりないタマちゃんの存在は便利ではあるね。「だから待っててあげて」という台詞一つがとても頼もしく、信頼できるものに響くものだ。

にしても、いかにささみさんがヘンテコさんだとは言え、他のクラスメイトもちょっと無干渉すぎるなあとか思ってたが…うん、こういうことならヘタに友人にならんで良うございましたな。ヘタしたら死んでたよ。ま、ここから少しずつ友達が増えてったらエエね。ね。