宇宙兄弟

宇宙兄弟・25話。ヒビトとムッタの共同生活は続く。ヒビトさんは打ち上げをひかえてリハ訓練をこなし、ジェット練習機で飛び回り(この時代でまだT-38を…うん、使うだろうな)、バーベキューに舌鼓を打ち、といかにもな順風満帆ぶりであり、それはムッタさんの先行き不安な面接への対比としての演出であろうな。

ま、不安要因である「ナンバ兄弟への嫉妬を持つ」アズマさんってのも、ヒビトさんは別に心配していないんですけどね。仮にそういう感情を持っていても面接とは関係ないだろう、彼は多分そういう男だ…とね。それでもすんなりと面接が進むとは思えない、っつーか毎度のことながら苦労するのは間違いなかろうなムッタ兄ちゃんは。

上記の通り今回の要素の一つは「兄弟の対比」なんだけど、それを踏まえてムッタさんが「古今東西目標とすべき宇宙飛行士&スクワット」ゲームでちゃんとヒビトさんの名前を出せる、ってのはムッタさんの人格ですな。いや、いいキャラしてますよムッタさん。ヒビトさんに「久しぶりに兄貴っぽいこと言ったな」と茶化された返しが「言ったね!」だもんなあ。あと、いくら好きだからとはいえ、200人以上の宇宙飛行士の名前覚えてんのも秘かに才能ですよな。

ラストシーンはナスダさんの「エンドミュージック、スタートォ!」でシメ。…この人も好き勝手やってんなあ…。青山穣さんのアドリブかしら。