エウレカセブン

エウレカセブンAO・15話。冒頭、トゥルースと共に去っていってしまうナルさんの夢。目覚めた所でゲ社の皆に支えられている現実との対比ですな。アオさんにとって、つかみどころなくモヤモヤとしたナルさんに対する思いは重要だろうが、それにばかり囚われていては多分、足元すくわれてしまう。自身の立場の特殊性を含め、アオさんにはちょっと重たい荷物が背負わされてしまっている。先が見えぬ状態だけに、今回アオさんの表情と行動は曇ったままの状態で進んでいる。

先が見えぬといえばシークレットとスカブの関係性もそうよね。いったいどこまでの危機なのか、どこまで絶望的状況なのかがそこまで具体的に出てきてないので、視聴側も含めて得体の知れない不安感が強い感じ。「シークレットは味方である」と言われても、沖縄であれだけの惨劇を見せられてはアオさんも素直に「うん」とは言い難かろう。思いつめたままのアオさんだけど、どっかの時点でばァんと状況を打破して欲しいものではある。どーなるか判らんけどね。

追尾レーザやミサイルによる板野サーカスなど、今回もアクション作画的にサーヴィス多くてなかなかよろし。ただまあ、今までそうだけど人型ロボットであることが必須の要素じゃないってのはあるよね。それ言うと前作エウレカもそうなんだけどさ。…「中の人」要素が前面に出てきたら、また違ってくるだろうか。