カオスの根源としてのチャンピオン

●今週のチャンピオン。バキを筆頭に結構な大看板が終わりそうな雰囲気、新連載陣のヤタケタなパワー、何よりこのタイミングで復活のみつどもえ、と結構なカオスモードに入っている感じ。面白いっちゃ面白いのだが、その質はファンというよりインタレスティング、楽しいというよりは興味深い。一二週間後には「あのワクワクは一体なんだったんだろう」とヘボまってるか、それとも「うわああれは単なる序章に過ぎなかったのだ」と強まってるか、そんな予測も付かないほどの動的な混沌を感じさせる。このノリは各作品を単行本で鑑賞しても判んないところで、今この総体としての「チャンピオンという雑誌」を見ないと経験できないなあ、ちうと言いすぎでしょうかな。とまれ、個人的に動向を見逃せねェ事象の一つではある。あとパンダ頑張れ、ちょう頑張れ。