えん魔くん

Dororonえん魔くん メ〜ラめら・7話。特に脈絡もなくあらゆる物をすっ転ばす魔物・すってん童子登場。彼はえん魔くんの幼馴染なので周辺事情…まあぶっちゃけ伏線の解題について便利なお方である。艶靡さんがえん魔くんの姉であること、彼女がおっぴろげ仮面になったのはどうやらえん魔くんの額についてる「ホムラカムリ」に原因がありそうなこと。…焔冠、とかそういう字ですかね。緊箍児に似たその外見からして、えん魔くんが(シリアスっぽい)暴走状態になるのを抑えているとかそんなようなものなのでしょう、かね。


というのは本筋に見えてこの作品においては傍流のこと、今回も専ら艶靡さんのおっぴろげとかハルミさんの股間に顔突っ込むえん魔くんとかゾウの鼻でちちやしりを弄られる雪子姫とかを賞玩するのが本道のお話である。ゲスト敵役のすってん童子石田彰なのでまあ、主役の山口勝平としても一応はカラんどかなきゃならんよな、っちうアレなシーンもあり。しかし今回最大の収穫はえん魔くんの台詞、「恥らいがないヤツの裸なんか見たくねェよ」でしょうな。おおこれぞ心理にして至言。素晴らしい。


てことで、今回もなかなかにひどいお話でした。ただただ世界中がすっ転んでいるという絵を延々見せる冒頭シーンとか、特に何の引っかかりもなく艶靡さんと一緒に居てるご一統とか、時代錯誤な大らかさにだいぶ慣れてきて楽しめるようになってきた。一種「墓場鬼太郎」の時代性に似ているかもしれない。ま、どうでもいいかそんなんは。