伝統の色

●同僚の人とぐだぐだ話してて、シャケってあれホンマは白身魚やねんね、という話になる。何か喰ってるもののせいで赤く色づいちゃったとか、そういや味は確かに青魚や赤身のよりは白身魚系だよね、とか。あとフラミンゴの赤色もあれ、喰ってるプランクトンだか藻だかのせいなんだよね、という流れをへて、まあ要するに冬の愛媛県人が黄色くなるようなものだ、ってとこに落ち着いた。あの人たちの冬のミカン消費量は桁が違うからなあ、とかね。


横で聞いてた同僚の人は「そんなワケあるかい」と言うのだが、だってワシ学生時代に出身者の人からそう聞いたんだもの。タイミングよく愛媛県出身の同僚が外回りから帰ってきたので改めて事実確認してみたら、実は最近の若いものは意外と黄色くならないという。若者はもうミカンミカンって雰囲気じゃないそうだ。しかしじいちゃんばあちゃんはちゃんと黄色くなるよ、とのこと。ふむ、伝統はまだ息づいていたのだね。よかった。