ゴシック

GOSICK・10話。怪しいデパート・後編。何だかんだでデパートにて行われている犯罪に確信を持った一弥さんは、ヴィクトリカさん(とグレヴィールさん)に力と頭を借りるのである。そして明らかにされる、密輸密売奴隷市場、というね。…うーん、折角ヴィクトリカさんを風邪っぴき状態にして安楽椅子探偵状態の強化が行われているのに、肝心の推理ドラマが(まあ、毎度の如く)薄味なのは流石にどうしたものか、って感じはする。ここぞとばかりにアクロバチックなトンデモ推理の連打連打とかあっても面白かったんじゃないかな、と思うのだすよね。


あとワシ、かなりボーっと見てたのでアレですが、冒頭に一弥さんをさらってった馬車は何だったんです? そっから逃げ出す描写も無かったから…ええと、あの囚われの川澄声の少女、アナスタシアさんが調達して乗り込んで一弥さんを引っ張り込んで…ってどうも、あの絵から判断するにムリがあるなあ。ツッコミついでにもう少し言うと、階下で大騒ぎしてんのにちっとも気づかない奴隷オークションとか(大金持ち相手の非合法イヴェントならそれなりの警戒するでしょうに)とか、ダイヤモンドって硬いけど衝撃には強くないのでヘタすると割れちゃうよとか、まあそんなんで。どのみちアニメ制作側としては、そこを主眼として作っていないってことなんだろうけど。


赤髪の胡散臭ェ手品師・大川透さん再登場、しかし別になんかするワケでもなく普通に退場。ちまちまと描写を積み重ねているヴィクトリカやグレヴィールのちょっとめんどくさそうな立場ネタと併せて、あとで効かせてくる伏線ってこっちゃろけど…ね。あの学天則みたいなチェス人形っておもろそうだし、また後ほど出てきたりするかしら。いろいろ言うたけど、今回もくっしゃみヴィクトリカさんがかなりかいらしかったので、そこそこ満足です。ええ。