あそびにいくヨ/けいおん/みつどもえ

あそびにいくヨ!・4話。こないだからチラチラと見え隠れしていた怪しいおねェさんは「ねこみみ教団」なる者たちらしい。いまだ得体の知れない存在だが、どうもその…大金持ちの道楽で作っちゃった趣味組織っぽい雰囲気だなあ。だがその行動力/組織力は本物であり、手練のエージェントであるヒロインたちを堅実に排除してエリスさんの略取を成功させる。ま、その目的は「ねこみみご本尊」として祭り上げるため、なんですがね。んー、他にもねこみみ宇宙人クルーはいっぱい居るようだし、そういう待遇がオッケーなクルーを適当に配属させたら丸く収まりそうだな。へへ。


さて、今回の舞台は魔都トーキョーでございます。あるコミュニティの文化・技術基準を知るには玩具が良い、とするねこみみたちの方針はあながち間違ってないような気もするし、大間違いなような気もするが、まあそれはどうでもよろしい。とりあえず三者三様、テメエの趣味嗜好にズッパマリなアイテムを見つけてエライことになってる皆さんが面白いなあ。キオさんはPC-FX(みたいなもの)・マナミさんはモデルガン、ときてアオイさんのチョイスがまたシヴい。ブルークリスマスMr.Booのブルーレイ、そして「日活コルト」のマジモンプロップですか…。若い身空で業の深い人ではあるなあ。


便利パートナーのアシストロイドたち。デザインの微妙な古くささっつーか懐かしさっつーか、会話するのにいちいちプラカード出すとか、そういう80〜90年代ノリがなんか悪くない。各々にちょっとしたキャラとあだ名が付けられるようで、例えばマナミさんのガンアクションフェチっぽいのは「ユンファ」。そのまんま。アオイさんの「チバちゃん」は千葉真一として、「キンちゃん」は…えーと誰だろ。錦之介辺りか? 「不可能な命令を受けた場合、十秒以内にキャンセルしないと切腹します」って、それは「ピーキーな調整」とはまた違う何かのような気がします。ええ。


けいおん!!・17話。部室が使えないのでワンダリングスチューデンツになるご一統である。練習場所を求めてあっちで失敗しこっちで断られ…って、皆さん一応は演奏練習しようって気はあんのよね。お茶してる絵がほとんどだからそういう印象あんましないけどね。てかあんたら三年だし勉強の方は…ってまあ、もういいかその話は。


部室についてはなんとかなったが、直後ウイさんが風邪で倒れてしまう。ユイ姉ちゃんはこの二つを重ね合わせ「ああ、普段便利に使ってるものがいざ無くなると不便だなあ」という歌詞を編み出すのでした(←割とひどい偏向文章)。まァそれにしても、歌詞の成立に関してはヘタに部室の件を絡めない方が良かったのと違うかな、とは思った。そしてこんな風邪引き状況でも徹底して両親の存在を描かない、ってのが興味深い。とはいえこの期に及んで急に登場しても驚くだろうけどさ。ガレージに車は見えるので、本人不在なのがちと奇妙な感じはしたりした。


みんなで歌詞を書きましょうのコーナーは、各々のキャラがよう出てておもろかったな。ごはんはすごいよのユイさんやとにかく駄洒落のりっちゃんも然りながら、ムギさんの火サス的センスは一体なんなのか。…あとあずささんのトンちゃんへの傾倒ぶりは…執着というか依存というか、彼女の孤立的な境遇を考えると少々物悲しい気もした。んー、代替的後輩なのね。


みつどもえ・5話。今回も4本立て、ブラとぱんつの話・チクビとぱんつの話・スク水とブラの話・変態親父の話。…こう略すとすげえような気もするが、一方みつどもえらしいという気もする。てことでチーム杉崎登場である。杉崎さんはブルジョアの自慢娘という割とテンプレなキャラなのだけれど(まだこの段階では)、幸か不幸か性格的にみつばさんとカブってるので同レヴェルの競争関係となっている。…いやホンマ、キレイに一緒の土俵で争ってはるよね。スク水ブラという前衛的みつばシーンでの「え? 何?」っちうチワ声演技が最高でした。


チーム杉崎の残り二人の本格登場は、また次回以降。宮下さんはもう予告でイジられてますけど。


そして草次郎パパは主線が太い。ここぞって時じゃなく、常在型能力として線が太い。天田益男声と相俟ってすげえ押し出しやなあ。ラストシーケンスの大暴走はちょっと昔のアニメっぽいなと懐かしく思ったり。授業参観のシーンで杉崎・吉岡・佐藤・千葉の各ママを確認、常に笑顔の杉崎ママがオカシイ。…あとまあ、とりあえず「雌豚」も地上波オッケーなのが判明したのでよし。この単語が出てこないと、特に後期みっちゃんは立ち行かないですからな。よし。…なんだこの文章。


あとで検索してみたら、先行放映の地域では雌豚にピー音が入ってたらしい。何? MBSって規制ゆるいの? ほほう…それはそれは。