●あそびにいくヨ!・3話。各々の所属する組織をサボタージュしちゃったので身を隠そうとする二人のお嬢さんであるが、ここでエリスさんたちはキオ家を大使館と設定することで解決策を出す。みんな仲良く一つ屋根の下…てことで、んまいことハーレム作品の状況に落とし込み成功でんな。
宇宙人オチモノとして戦闘やら何やらの要素もともかく、対抗勢力の宇宙人と「国交」を争う、というのはなんかおもろいね。確かにそれは必要な段階であり、またネタとしても面白そうだし。早速そのネタとして「外交の場にスク水で押しかけるねこみみ宇宙人たちの図」である。うはは、こういうバカチンなネタを考えんのはいろいろと楽しそうだ。相手宇宙人だし考えてることイマイチ判んねェし…ねえ。多分あの「二本」も相互の誤解とかあるんと違いますかね、ってェかそこはちゃんと確認しようよお互い。別に裏取引じゃないんだしさ。
友人が特殊な組織の人たちだったってのに割とフツーに接し、また「仕事や人生設計の邪魔しちゃったなあ」と気にしているキオさんは、大人物というか少々のんびり者というか。そういうニブチンキャラだからこそハーレムモノの主役になれるのではありましょうけどね。…にしても、お約束のお色気ギャグは楽しいのだが、キオさんのケツにまで湯気を置くこたないんじゃないか? それともキオさんのケツも劣情の対象物と認識さるべきなのか? そうなんですか。じゃいいです。
んで、新たに登場の組織は何でしょうね。どうやら行動目的が「かわいいもの」のようだし、どうもマトモな組織ではなさそうだけど…。メガネ先生の過激派SF集団とか、そっち側のジャンルに属するようなとこかな。
●けいおん!!・16話。あずにゃんアイデンティティの危機の巻。どうにもマイペースな先輩たちに流されて最近たるんどる、と感じたあずささんが色々とムダな努力をする話であるが、同時に「後輩から見た先輩たちの図」っちう構図でもある。こうして個々人を見てみると、皆さんなんだかそれなりにセンパイっぽいのだなあ、と少々感慨深い。そ、あのユイさんですら「あ、なんかこういうとらえどころの無い先輩いるよなあ」ってな風に見える。
結局は先輩たちに引きずられて「けいおん」カラーに染まっているあずささんであり、まァそれはそれで幸せならよろしいわ、っちうシメ。なんかこう、雰囲気としては「4人のおばあちゃんにかわいがられてるお孫さん」みたいな図ではあるな。やっぱりちょっとアンバランスな関係性な気もするのだが、どうなんでしょうね。あずにゃんにとっての軽音部ってのは、今のところ先輩方とほぼイコールで結ばれているようだが…いやマジで、来年はどうすんだろ。
先輩が先輩らしいところを見せるっちうお話だけに、りっちゃん先輩はちょいとエエ人度合いが高くなってましたですな。あと弟さんの気分もわかるよ。いきなし大量のお姉さんたちに来訪されちゃ、腰も引けるってもんだわな。いいから飛び込んでっちゃえ。ムギさんあたりにあたまなでなでしてもらっちゃえ。…いやホンマ、ここ数話のムギさんプッシュキャンペーンはなんかすげえよね。ムギさんウザかわいい。割とたまらん。
●みつどもえ・4話。ふたばとおっぱい絵画・ふたばと筆箱・しんちゃんのぱんつサッカー・しんちゃんの変態開眼、の4本。うむ、こうして連続して見てると、どんどんとキャラクタの造形が成されてゆくのがよう判りますな。胴着筆入れの話でふたばのコンテンポラリーなアウトフィットがモダナイズされたワケですが、この話で三つ子のキャラがキッチリと確立されているのな。幼く一途なふたば、クールで観察の鋭いひとは、一見Sだがその実ヘタレでお人よしなみつば、というね。…まァこの後更なる属性が乗っかってきたりするんですが。
そして後半はしんちゃん受難の旅の開始である。なまじ常識人でツッコミ属性だけに、ぱんつマニアの変態キャラとしての彼は実においしい(本人にとっちゃたまったもんじゃないでしょうけど)。4話目のラスト、「スパッツの上にぱんつはいてる女の子を泣かし、そして悦ばせつつぱんつを脱がす男」っちうあの絵はもう、しんちゃん受難の象徴とも言えよう。強く生きてくれ少年。あと千葉氏はかっこよすぎるのでもっとやれ。ええぞ男の中の男、えろ策士。ばーかばーか。