ダイ・ハード

●録ってあったダイ・ハード4.0を見る。いやー、こういう気合とカネと刹那的な快楽感情がてんこ盛りのアクション映画を見るのっちうのも久々なのでなー、普通に楽しんでしまった。敵はチームで味方は僅か、ガラスに傷つき血を流す…とまあ、思いのほかダイハードしてんのが面白くはあったが、それにしてもハデなことで。CGを多用しているのではあるけれど、ミニチュアと火薬使った特撮も結構使ってあるのがちとエエ感じ。カーアクションとかもね。


F-35が出てきたぞ、と思ったら中ボス…いや小ボス程度の扱いなのがスゲエな。町中のトレーラに躊躇無くミサイルとGAUをぶっ放す頭の悪さが清々しくて、ああワシこのシーン好きだなあ。ちょっと「トゥルーライズ」のハリアーシーンとか思い出したりしたけれど、まあね。


アクションに危機に爆発にありえないシチュエーションに、のつるべ打ちは素直に感心するところではあるが、おかげで少々散漫な印象になってんのはしょうがない。どっかデカい求心的な構造があってコンパクトにまとまった構造ってのが好きだけど、まァ今更この大看板でチマっとした佳品を撮るワケにもいかんだろうしなあ。てことで、結構楽しみましたよ。


ブルース・ウィリスのおっさんには野沢那智。フィックスの一人ではあるし大御所も大御所なんだけど、アクションキャラとしてはちょいと声にムリが出始めてはいるなあ。まァこの作品のブルースさんの場合、ひいこら言いながらのオヤジくさい存在感が身上のような気もするのでこれでエエのか。…検索してみたらDVDには樋浦勉バージョンもあるそうで。ウィリスさんについてはワシ、樋浦さんが好みではあるな。


…あと、こんな最近の大作映画であってもコンピュータはピコピコ鳴ってムダにワイヤフレームを表示するのでした。うん、こういう描写は多分、永劫に絶滅しねーな。