シャングリラ/東のエデン

シャングリ・ラ・5話。アキバにて敵の人と話すの巻。クニコさんも敵少年もお互いに若く、世間の裏も表も知り尽くしている/あるいは長年の信念に凝り固まっている、ってワケでもないのであり、自分以外の立場から世界を見るってェのはエエ機会なのではなかろうか…という、ね。


雨宿り中の会話にて笑ったと思ったら激昂したり、とクニコさんの行動言動がちょいと不安定で、もうちょっと辛抱したれよ嬢ちゃんよ、と思ってしまったりはした。こういう奔放さが彼女のキャラではあるが。それにしても「アトラス側はもっとこうすべきだ、私たちのことをもっと知るべきだ」という感情表明としてブーメランによる致死的打撃、ってのはどーかなーおい。エエならエエけどさ。


電脳世界にてあちこち覗き見するシーケンス、アイデアの陳腐さはともかく、そこはちゃんとCGでも使ってそれらしくしたらエエのだけど。…そういうインフラが使用できない作品ってことなのかしらね。


東のエデン・4話。滝沢さんはセレソンの一人と会い、そしてこのゲームの大枠を知る。百億もろて救国であり、それができねば死。そしてそのセレソンは、自分の理想とする医療地域を作り上げ、退場する。滝沢さんはどうか…という。ふーむ、引っ張るものだな。楽しく見てますよ。


セレソン医師に小川真司、今回はエエ役で登場ですな。彼は過去の滝沢さんを「魅力的な人物」と評する。それがどのような意味なのかは定かでないが、少なくとも無為にニート滅殺をするような人ではない、ってことだろう。それを踏まえても、滝沢さんってェのはなかなかに軽い人だ。自分の2万人殺し疑惑の感想が「マジかよー」ですもんな。その時のBGMの軽さといい、この危険なほどの軽さは多分彼の特質、強み、弱みだと設定されているのだろうかな。


小川医師は殺し屋(サポーター)を見て「君がサポーターだったのか」と言う。サポーターの顔は影で見えない。…とまあ、こういう演出を入れるってことは、この人物が視聴者にとってある程度意外である/既知である、ってことなのだろうか。誰かね? ひょっとして現実の有名人とか? あるいはただ単に、今後出てくる予定だから顔隠しました、ってだけかも知れんけどね。