メイドガイ

●何とかいっこだけ見ておこう。仮面のメイドガイ最終話。原作も続いているようだし、とりあえずの一区切りってとこですかな。それにしてもどんな形で区切るのかと思ったが…なるほど、コガラシさんの同型機を出してくるとなればいかにも区切りっぽくはある。お話の構成も珍しく(というと失礼か)ちょっと凝っていて、富士原姉弟に化けているメイド二人、というギミックを伏せたままでの叙述トリック(というと大げさか)が割と効いていたり。…フブキさんはひっさびさに敏腕メイドっぽくて良かったですね。いやホンマ。


コガラシのライバルメイドさんにああなるほどの田中敦子。そら小山力也と闘うにはあっちゃんしか居ねェわなあ。今回は傀儡回しとギルの笛攻撃しかしてくんなかったので、もし続編があるならガッツリとバトルを見てみたいものですな。…できれば地上波でね。


総評。徹頭徹尾志の低ゥい作品であり、そしてその志の低さに対して非常に真摯で誠実であり、最終回に高尚っぽい話に逃げたりしない心意気が漢である。…ちょっとマジに言いますと、パッケージのイロモノっぽさと比べると存外にしっかりしたコメディ構成で、これはメイドガイ兄さんたるコガラシさんのあまりにも強大な「芯」のおかげでしょうかね。前にも言ったけどこれって藤子マンガの構造だよね。便利野郎のあまりの便利さに振り回されるダメ主人公…という。


今期のコメディアニメの中でもかなり安定してたんじゃないでしょうか。まァそんなぐだぐだ言わずとも、ノリノリの小山力也を楽しんでればそれで良い、んですがね。シーユーアゲインらしいので楽しみにしとくか。原作が溜まったら…ってとこかな。以上!